感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hakodadi
3
北部イタリアの諸都市に最近興味を覚え、いろいろ渉猟中。数十年前?に読んだ塩野七生の初期長編のこの本を再読したが、あらためて彼女の慧眼に感嘆符!!ボルジアが機知と謀略の粋を尽くして攻略した15世紀のロマーニャの諸都市が生き生きと蘇える。昨今の「近代資本主義」の落日の中であらためて見直されているイタリア的価値観?の源流が垣間見える。正月にNHKBSでも取り上げられたボルジアの軍略家としての才覚、今の政治家の貧困な知性のありようとついつい比べてしまう。2015/01/09
calaf
1
盛者必衰の理2007/08/24
かも
0
★★★☆☆ふとしたことからチェーザレ・ボルジアという名前を聞き、詳しく知りたいと思って購入。塩野七生らしい文章で、とても読みやすい。そして、チェーザレ・ボルジアがかっこよすぎる。ぜひ一読を!ちなみに、チェーザレ・ボルジアは、『君主論』で有名なマキャベリの、まさにその「君主」のモデルになった人です。(チェーザレ・ボルジアはマキャベリやレオナルド・ダ・ヴィンチと同時代の人物)
尾生 信
0
本屋でバイトしてた時に先輩に勧められた。 起毛布に銀文字の刻印の単行本は愛蔵版。普段読み用には別に文庫本を購入した。2014/10/04
Nozaki Shinichiro
0
漫画が終わってからと思ってたのですが…、読んでしまいました。マキャベリが理想とする人物の物語。中世的な権威や倫理などを力強く無視してます。目的のために手段は正当化される、というあれです。日本で言うと織田信長に近いような。2014/06/03