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忍びの国

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103068815
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

伊賀一の忍び、無門は西国からさらってきた侍大将の娘、お国の尻に敷かれ、忍び働きを怠けていた。主から示された百文の小銭欲しさに二年ぶりに敵の伊賀者を殺める。そこには「天正伊賀の乱」に導く謀略が張り巡らされていた。史実に基づく壮大なドラマ、われらの時代の歴史小説。

著者等紹介

和田竜[ワダリョウ]
1969年12月、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。2003年、映画脚本『忍ぶの城』で第29回城戸賞を受賞。2007年、同作を小説化した『のぼうの城』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

209
忍者が非情で金目当てでしか行動しないことが、強調して語られる。それで冷血で殺伐としたストーリーになるのか?というとまた違う。登場人物らが非情なりに変な所があり、独特のユーモアになって可笑しい。伊賀主役の話ではあるが、織田側の人物もよく描写されてフェアな姿勢。両陣営交互が読んでいくと意外な方にストーリーが転がっていくので目を話せない。派手な活劇は終盤にまで引っ張るが、手裏剣が飛び交い、木々を飛び、術を駆使する等、大いに盛ってくれて大満足。主人公・無門の無双さが痛快。陽性の話なのに最後はちょいしんみり感漂う。2017/07/17

takaC

123
読み出したら止まらないノンストップバトル。この方(著者)はチャンバラものがベースなんだろか。のぼうさんは違ったけど海賊の娘もこんな感じで話が展開してたよなあ。2017/02/14

はじめさん

110
H29/7/16(日)香川県高松市にて 「 #忍びの国 」読書会やります! https://i.bookmeter.com/events/44022017/06/25

マンセイ堂

100
面白かったです!豪傑達が戦う場面がたくさん書かれているのですがどれもものすごかったです。終盤の無門という残忍だった忍びの感情の変化には揺さぶられました。2013/09/09

ふじさん

95
児玉清のエッセイ集を読んでの再読。奇想天外、痛快無比の半端ない面白さの忍者小説。天正伊賀の乱を背景に、信長の次男信雄とその家臣が伊賀の忍びと死闘を重ねる作品。登場人物の多彩さとそれぞれの心の葛藤から生まれる人間模様は見どころの一つ。一番のお勧めは、忍びの無門、度肝を抜く技を駆使し、縦横無尽の飛び回る、まさにスーパーヒーローだ。最後まで彼の活躍に目を離せない。まさに、忍法物の領域を超えた一冊。とにかく面白い。作家のデビュー作「のぼうの城」を超える作品だ。 2021/12/08

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