厭犬伝

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厭犬伝

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784103059516
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ここは魑魅魍魎が跳梁跋扈する異世界。人間の骸から生えた「汚木」を基に操り人形の「仏」を作り、仏同士を戦わせる「合」という風習がある。美貌の主人公・厭太郎は、ひょんなことから仏師の娘の犬千代と、命懸けの「合」を戦うはめに。負け続けだった厭太郎だが、幼馴染の美妓・笹乃や、合の達人・鵜市らの助けを借りて修練を積み、いよいよ最後の戦いに挑む―。第19回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

著者等紹介

弘也英明[ヒロヤヒデアキ]
1982年神奈川県川崎市生まれ。立教大学文学部心理学科(現・現代心理学部)卒業。現在、岡山県在住。会社員。生まれて初めて書いた小説である『厭犬伝』で、第19回日本ファンタジーノベル大賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BlueBerry

26
私にはちょっと「キモイ」所が合ったのがダメだった理由かな。個人的には合いませんでしたが「好きな人は好きなんだろうな」と分かる内容でした。2013/08/25

miroku

14
世界観の独自さが素晴らしい。ファンタジー大賞受賞作にしては内容がラノベっぽいが、ストレートで面白かった。2013/08/15

しろ

10
☆7 『鴨川ホルモー』みたいな感じも思わせるファンタジーだったけど、こちらの方が背景設定に即したリアリズムがあったので、雰囲気がいい感じになっていた。ただ、ファンタジーにしてはその世界自体が見えてこなくて、主に「合」という戦いに目がいってしまう。その分「合」のところ――特に決着戦は面白かった。主人公だけでなく、敵や仲間もいい個性があったのはよかったけど、それぞれに深さはなかったかな。だからけっこうあっさり風味。著者の言葉で「実は犬が苦手」とある。つまり、一応タイトルに二重の意味があるのかな。笑2011/01/10

陽月

5
最初は世界観についていけなそうな気がしたけれど、すぐに慣れて一気に読めました。合のシーンはわりと不気味というか…グロさもあったけれど、そこまで大きな抵抗もなく、世界観に引き込まれました。一つ思ったのは、もう少し敵であるはずの犬千代の話も知りたかったな。表紙の絵も好みです。でも厭太郎は絶対女の子だと思ってました。2010/06/06

そうたそ

3
★★☆☆☆

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