黒沢清の映画術

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103028512
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

内容説明

伝説の8ミリ学生自主映画製作集団「パロディアス・ユニティ」から最新作『LOFT』まで、映像のカリスマが自らの秘密をすべて明かす決定的自伝。

目次

第1章 映画に魅せられて一九五五‐一九八二(神戸の映画狂少年;助教授・蓮實重彦との遭遇と「パロディアス・ユニティ」 ほか)
第2章 「日本のゴダール」と呼ばれても一九八三‐一九九二(ピンクかATGかで『神田川淫乱戦争』;幻の「女子大生・恥ずかしゼミナール」 ほか)
第3章 「プログラムピクチャー」パラダイスの内と外一九九二‐一九九七(初めての不遇時代;「Vシネマ」共和国にて ほか)
第4章 9・11以後に映画を撮ること一九九八‐二〇〇六(どこへ行きたい?海外へ…;役所広司の映画の系譜 ほか)

著者等紹介

黒沢清[クロサワキヨシ]
1955年兵庫県神戸市生まれ。立教大学在学中より8ミリ映画の自主製作・公開を手がける。長谷川和彦、相米慎二らの助監督を経てディレクターズ・カンパニーに参加し、83年『神田川淫乱戦争』で商業映画デビュー。2001年、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された『回路』は国際批評家連盟賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かとうさん

4
映画制作現場のぶっちゃけ話。早撮りで有名な黒沢清監督は段取りをしっかり行う事が重要だそう。海外での評価が高く作家性をうんぬんされる監督だが、映画をコンスタントの撮り続けるられる秘訣はそんな所にあるのかもな。 2022/08/25

えふのらん

4
暴力表現は長回しで現実感を獲るとか、過去を背負った幽霊(四谷怪談)より暴力装置としての幽霊(たぶんレザーフェイス)に惹かれるとかホラーの延長で脚本/編集を語っているのがすごく面白い。ノスタルジーの燃える屋敷とか思い出した。ただ、ワンカットの意味合いも映画史的には異端でかつ自伝みたいなものなので、映画術を名乗るのはどうかと思う・CUREやカルイミライの脚本や編集の意図を知るには良い本。2020/07/10

なつのおすすめあにめ

3
十年前の本で二十周年とのこと。ポルノ、Vシネ、Jホラーとジャンルを横断してきた監督の裏事情がわかりました。2017/07/14

takao

2
ふむ2023/08/14

jkgntm

1
「散歩する侵略者」の試写を見た話を職場でしていたらパイセンからこの本をいただきました。監督の作品は片手で数えられるくらいしか見ていないし、固有名8割くらいわからなかったですがインタビュー形式で読みやすかったです。2017/07/28

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