出版社内容情報
一家に一冊、笑いは無限。言葉の魔術師、時代の仕掛人、人生の洞察家、井上ひさしの原点は芝居にあり。一作毎に話題を呼んだ、読んで面白い井上戯曲の集大成。
機知縦横の地口、駄洒落、語呂合わせ。奇想天外の趣向、仕掛け、パロディ。次から次へと天と地がひっくりかえる抱腹絶倒のどんでん返えし。おもしろ嬉しい人間たちが続々と登場する日本人百科。ありとあらゆる手法を駆使して、笑わせ泣かせる空前絶後の井上戯曲のすべて。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひ ほ
15
復習終了。言葉遊び 風刺いろんな物がてんこ盛りの戯曲。2021/03/24
マカロニ マカロン
7
個人の感想です:B。井上ひさしさんが1958年(24歳)で書いた処女戯曲『うかうか三十、ちょろちょろ四十』をはじめ、出世作『日本人のへそ』(1969年)、初期の傑作と言われる『道元の冒険』(71年)(※第17回岸田國士戯曲賞受賞)、完成度の高い『藪原検校』(73年)までの初期の戯曲9編が収められている。初期作品からすでに井上作品独特のリズムの良い生き生きとした台詞が多用されていることが分かる。是非とも舞台で上演されるところを見て見たくなる戯曲が多かった。2018/11/30
kuma
1
日本人のへそ。 趣向と仕掛けのおもしろさ!2020/04/16