感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新父帰る
5
旧約聖書を読み通すことは、恐らく出来なかったと思う。犬養氏の物語だからなんとか読み通せたのだろう。ユダヤ民族の唯一神ヤーウェの教えに従わなかった場合の報復の恐ろしさがいやっ!と言うほど書かれている。これだけ恐ろしい神に何千年間も復讐されたら、大概の民族は神の掟を守らざる得なくなると思った。旧約に載っている「伝道の書」の一節に「空の空、空の空、いっさいは空である」の文があるが、これは正しく仏教の「諸行無常」「諸法無我」「一切皆苦」の思想である。その違いは唯一絶対神の存在を認めるかどうかであることに気付く。2018/12/21
西島嵩人
2
去年読了。バベルの塔と、海パッカーンぐらいしか覚えてないかな?(笑)
ねれ
2
よ、よみおわった…一般人に向けらしいけど、似たようなエピソードが続くのでなかなかしんどいものがある。ヨブ記はおもしろかった。著者の解説のおかげで、読み過ごすような箇所を感慨深く読めるのは助かった。なんでこんなに教えを守れないひどい人間ばかりなんだと思うけど、自分に立ち返って考えてみると罵れません。とりあえず今思うのは、ダメダメでも人生は続くし、良いものは私がダメでも見捨てちゃいないからがんばろうとか。いや、人間には光が宿っているからダメなんかじゃないとか。信仰心がなくても、結構力強く響くものがあった。2014/07/28
あかちゃん
0
聖書というのは良いことばかり書いてある本なんだと思ってたけどそうじゃなかった。何世代にもわたり、人間の醜い愚かな姿が綴られていて、それがなんともお話として面白かった。2023/08/15
スマトラトラ
0
やっっっと終わった!!! 第1部と最後の方めっちゃ時間かかった( ´-`) そしてやっぱり私は唯一神系の信者にはなれないなと再認識。 よくわからなかったのは、唐突に天使の存在が現れたところ。預言者がいるなら天使いらないんじゃ?って思ったり……。後、主を崇めるのはいいとして、人は主の肖像って考え方は偶像禁止した主が人を偶有の存在として見てる不思議と、主をそれだけ崇めながらも人は主の肖像っていうのは余りにも烏滸がましくないか?と思ってしまったわ。 まー、中東の歴史とエルサレムの重要さが分かったのはよかったわ2022/06/18