出版社内容情報
地球はやっぱり青かった。「宇宙戦艦ヤマト」への憧れと偶然手にした宇宙への切符。平凡な生活を変えた夢の果てには──。自らが語る、宇宙を翔けた冒険譚。
内容説明
自ら語る、宇宙、任務、あの歌への思い。
目次
第１章 宇宙をめぐる冒険
第２章 宇宙からの合格通知
第３章 長距離ランナーの孤独
第４章 遠ざかる宇宙
第５章 復活の季節
第６章 二〇〇五年、宇宙の旅
第７章 未知との遭遇
第８章 地球への帰還
第９章 「野口聡一」が宇宙へ行った意味
著者等紹介
野口聡一［ノグチソウイチ］
宇宙飛行士。１９６５年、神奈川県横浜市生まれ。１９９１年、東京大学大学院修士課程修了。同年、石川島播磨重工業（株）に入社。航空宇宙事業本部に所属し、ジェットエンジンの設計及び性能試験業務を担当。１９９６年５月にＮＡＳＤＡ（現ＪＡＸＡ）が募集していた宇宙飛行士候補者に選抜される。同年６月、ＮＡＳＤＡ入社。同年８月からＮＡＳＡが実施する第１６期宇宙飛行士養成コースに参加。１９９８年４月、ＮＡＳＡよりミッション・スペシャリスト（ＭＳ：搭乗運用技術者）として認定。２００１年４月、ＩＳＳ（国際宇宙ステーション）組み立てミッションであるスペースシャトル（ＳＴＳ‐１１４）の搭乗員に任命され、２００５年７月２６日から１５日間のミッションを終えて、無事に宇宙からの帰還を果たした（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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糜竺(びじく)
42
2005年に初フライトで15日間宇宙滞在し、任務を完遂された、宇宙飛行士の野口聡一氏が書かれた自伝本です。宇宙飛行士になるまでの体験や、選ばれてからも延期に次ぐ延期で待たされた苦悩など、様々な事が記されていました。言葉にも重みがありました。引用｢出来ないことなんて無い。真面目にやってれば得るものがある。時間をかければきっと報われる。はっきりと言えることがある。やりたい事があったら、前に向かってみるほうがいい。あきらめちゃいけない。どうせ出来ない、どうせ私なんか、の｢どうせ｣は、もうやめたほうがいい。｣2015/12/27
ぐりぐら
9
再読。何度読んでもワクワクする1冊。2005年にスペースシャトルに搭乗した野口さん。子供の頃のエピソード、家族や仲間に対する思いが所々で熱く語られ、野口さんの前向きでタフな人柄が魅力的。特に娘さんの父を信じ応援する言葉には涙が止まりませんでした。実は野口聡一さんは我が家の子供達の母校の小学校に一時期通い、小学生時代を過ごされています。そんなご縁からISS滞在中には母校との無線交信を行うなどのイベントに長男が参加した事が思い出され、もうずいぶん前の事ですが、とても懐かしく思い出しました。2015/03/17
Humbaba
6
宇宙に行くこと。子どもであれば、多かれ少なかれそれを夢見ることはあるだろう。しかし、子供の頃に見た夢を、長じてからもずっと抱き続けられる人は殆どいない。夢が実現する可能性は低いものだとしても、諦めずに努力を継続することができれば、現実になる可能性は高まる。2014/01/02
ok ok
3
積み上げることの素晴らしさを教えてもらえた。どんな苦難や試練、逆境においても邁進していく姿勢には尊敬しかない。そんな超人の野口さん(ご自身では普通の人と言っていますが、超人です)でも自分と同じように悩みながら日々を過ごしていると思うと、勇気をもらえた。私も自分の信じる道をまっすぐ歩いていこう。宇宙飛行士の試練や訓練についても楽しく読ませていただいた。生きているうちに宇宙旅行に行けるような世界になってているといいな。野口さん、感動をどうもありがとう。2022/11/22
to_chan
3
素朴なルックスから想像するとおり真面目に人生を積み上げる人だった。小さい頃から宇宙飛行士一直線根性努力一筋というより最初は漠然と、後からは目的に向かってコツコツと。本向けの特異なエピソードはあまりないけど初めて船外で地球を眺めた時の描写はぐっとくる。 宇宙に行くのにいくらかかったかやたら聞かれるのは日本だけ、っていうのはあちゃーって思った。 図書館本。2019/03/17
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- 和書
- 対訳：サザエさん 〈７〉
