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ヒア・カムズ・ザ・サン

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103018742
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

溢れる思いの強さだけが、距離と時間を超えていく──。演劇集団キャラメルボックスとのクロスオーバーから生まれた物語の新しい光! 中篇2篇を収録。

内容説明

真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた…。わずか7行のあらすじから誕生した二つの小説。大切な人への想いが、時間と距離を超え、人と人とを繋げていく。有川浩meets演劇集団キャラメルボックス。小説×演劇の全く新しいクロスオーバーから生まれた物語の光。

著者等紹介

有川浩[アリカワヒロ]
2004年、第10回電撃小説大賞(大賞)受賞作『塩の街』でデビュー。『空の中』『海の底』と続く、通称「自衛隊三部作」を次々と発表して注目を浴び、『図書館戦争』は「本の雑誌」の2006年上半期ベスト1に、『別冊図書館戦争1』『ストーリー・セラー』は、「ダ・ヴィンチ」の「好きな恋愛小説」ランキングで1位に選ばれた。『キケン』『県庁おもてなし課』は山田風太郎賞の最終候補作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HIRO1970

821
⭐️⭐️⭐️⭐️有川さんは4冊目。たった7行のあらすじで二つの異なるストーリー。読み易いお話しでした。実験的な試みなのでしょうか?サラッとしすぎてちょっと物足りない感じがしたのは私だけかな?次に期待します。2016/09/01

kaizen@名古屋de朝活読書会

686
Here comes the sun.ほら太陽が顔を出すよ。何が太陽なのか。 7行の概要にもとづいてできた有川浩による小説と作家による劇。劇の筋に影響を受けて作ったもう一つの小説。2つの小説の主人公と設定は同じだが,展開は異なる。一方は父親が亡くなっていた。他方は父親は虚勢癖がある。どちらも男性の同僚が助け船を出す。最初の話は男性の不思議な能力が主題。有川浩らしいのは最初の話だが、もう一方の話も有川浩の平衡感覚が伺える。 ps. 最近カラオケに行きビートルズの歌を思い出した。2012/09/09

takaC

662
無印・パラレルとも、真也に”モノに残された記憶が見える特殊能力”無しの設定で、同じようにストーリー展開できていたら気に入ることができただろうな。2012/04/10

kishikan

614
ほんの7行のプロットをもとに、有川さんが作り上げる小説とキャラメルボックスの成井さんの演劇から着想して有川さんが描くパラレルの小説。そしてその2作を並行して本にするという企画は本当に面白いんだけどねぇ。同じプロットでも、親子愛、恋人との関係の持って行き方がこれだけ変わるのかなぁと、物書きの不思議さを再認識した次第でした。でもねぇ、有川さんにしちゃ、ぐウッと盛り上がる(燃え上がる)ところがなかったなぁ。超ライトになったって感じだなぁ。個人的にはパラレルの方が芝居には向くだろうし好きかな。2011/12/08

ダイ@2019.11.2~一時休止

600
7行のあらすじから作られた2つの物語。他作よりもミステリ色が強い。最初のほうが自分的には好み。2014/07/11

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