出版社内容情報
公房は、すでに公房そのものだった! 新発見の「天使」はじめ、安部文学生成期の息吹きを鮮かに伝える11篇。没後20年記念出版。
若き安部公房は、すでに安部公房そのものだった! 没後二十年記念出版――。昨年、新たに発見された幻の短編「天使」をはじめ、十九歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」など、戦中から戦後にかけて執筆されながら、作家生前は発表されなかった十編に加え、敗戦で混乱する奉天を舞台にした稀少な一編「鴉沼」を収録。やがて世界に名を馳せる安部文学の、まさに生成期の息吹きを鮮烈に伝える短編集。
内容説明
2012年、新たに発見された幻の短編「天使」をはじめ、19歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」を収録。戦中から戦後にかけて、作家デビューの時期に執筆されながら、生前未発表のまま残された10編と、敗戦で混乱する奉天を舞台にした「鴉沼」を採録。やがて世界に名を馳せる安部文学の生成期の息吹を鮮烈に伝える初期短編集。
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