内容説明
つい今しがたの記憶がなくなる!手足が動かなくなる!なぜ、このような状態になるのだろう?脳のメカニズムが引き起こした、体と脳の不思議な症候群。
目次
なぜ記憶が消えるのか(一過性全健忘)
夢に金は払えない(ラチリスム)
世界を救おうとした男(パーキンソン病)
トスカニーニの失態(鎖骨下動脈盗血症候群)
消えた痛みの謎(脊髄空洞症)
血に潜む悪魔(ハンチントン病)
自由の代償(進行性多病巣性白質脳炎)
なぜ強腕投手はマウンドを降りたのか(胸郭口症候群)
テレビを見にくる幽霊(パーキンソン病)
不治の病に挑む―L‐ドーパ革命(パーキンソン病、他)
男のなかの大男(巨人症)
ちょっとした火遊びから…(オルガスムスと偏頭痛)
神経が混線してしまった(三叉神経痛)
失恋と失音楽症の関係
わたし自身の症例報告(睡眠麻痺)病気を復讐に利用する方法(ハンチントン病)
著者等紹介
クローアンズ,ハロルド・L.[Klawans,Harold L.]
1937-1998。神経科医、シカゴで開業。臨床家・研究家として、学術論文を発表するかたわら、医学エッセイや小説を著す。著書に『ニュートンはなぜ人間嫌いになったのか』『生と死とその間』『医者が裁かれるとき』『インフォームド・コンセント』(共に白揚社)『失語の国のオペラ指揮者』(早川書房)などがある
鴻巣友季子[コウノスユキコ]
1963年東京生れ。お茶の水女子大学大学院修士課程英文学専攻。英米文学評論家。主訳書に、J・M・クッツェー『恥辱』(早川書房)T・H・クック『緋色の記憶』(文春文庫)E・マクラッケン『ジャイアンツ・ハウス』(新潮社)など
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感想・レビュー
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