内容説明
建築界に横行する難解な用語はいっさいナシ。「建築に興味はあるけど、専門書は苦手」という人にはうってつけの、わかりやすくて過激なメタメタ建築ガイド。
目次
第1部 「水辺の建築」篇―大川端から臨海副都心へ
第2部 現代建築の「巨匠」―丹下健三篇
第3部 日本建築学会賞受賞作品篇
第4部 バブル・山の手篇―外国人建築家の楽園
第5部 建築の行く末
補章 酔裡の都市・建築問答―「文庫版あとがき」に代えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちはじめ
1
ほめ殺しとはいうが、批判の仕方としてはあまり芸のある方ではないような。2003/12/19
ちーけん
0
『磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ』を読み、建築家の世界に興味を持ったので、この本を手にとってみましたが、つまらなかったです。建築界の「三酔人」と称する匿名の関係者の座談本ですが、楽屋話になりがちなのは、ゴシップも出てきやすくなるだろうからよしとして、「ほめ殺し」の中身が、何の説得力のある理由付けもなくこき下ろすばかりなので、まったく面白くありませんでした。最後まで読むのが苦痛でした。2012/05/26
さとう
0
ほめ殺し、よりはこき下ろし、のが適切じゃないかなー。建築についてこのぐらい気安く喋るってのはいいけど、たしかに芸がない。飲み屋の隣の席で、建築うだうだ喋ってるおじさん達の話を盗み聞きしたかんじ。気楽に読むには悪くない。2012/02/15