新潮oh!文庫<br> 妖怪馬鹿―化け物を語り尽せり京の夜

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新潮oh!文庫
妖怪馬鹿―化け物を語り尽せり京の夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102900734
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0139

内容説明

妖怪馬鹿―妖怪のことばかり考えている人のこと。本書は、あやかしの都に三馬鹿が集い、行われた座談会の記録である。京極夏彦書下ろし漫画も満載。

目次

序章 妖怪三馬鹿、上洛す。
第1章 我ら如何にして妖怪馬鹿となりしか。
第2章 医者も治せぬ妖怪馬鹿。
第3章 夜の帳は降り、妖怪話は続きけり。
第4章 すべて妖怪の仕業なり。
第5章 妖怪馬鹿と口裂け女。
第6章 そんな妖怪、何処にも居らぬ。
第7章 二十一世紀こそ妖怪馬鹿の時代―か?

著者等紹介

村上健司[ムラカミケンジ]
1968年生れ。妖怪・伝説探訪家。編著書に『妖怪事典』がある

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
1963年生れ。小説家・意匠家

多田克己[タダカツミ]
1961年生れ。妖怪研究家。『百鬼解読』『妖怪図巻』など、妖怪に関する編著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

73
妖怪好きの3人と進行役による対談集。まさに妖怪馬鹿というのに相応しい妖怪語りが面白かったです。他にも時事ネタやエンタメまでその話は幅広いものでした。京極さんによるパロディ画も対談を盛り上げていると思います。その画力は本家の漫画家に引けを取らないものでした。2018/04/30

はらぺこ

25
気軽に注釈を読んでしまうと本筋をどこまで読んだか見失う。マンガが文章の途中に入ってるのでタイミング悪い。パロディーマンガは本物の作者が描いたのかと思うほどの出来でした。2016/12/29

Tanaka9999

20
2001年発行、新潮社の新潮OH!文庫。妖怪談義の座談会だが、馬鹿な話も多い。その中に真面目な話も混じっているわけで、その分読みやすくなっているといえる。おそらく通常の座談会だと8割方割愛されるような脱線した話を、そのような効果を計算していれたのだろう。そのため分量は若干多め。2023/09/05

佐倉

14
妖怪軍団の実に楽しそうでマニアックな雑談放談対談が展開していく。多田と村上の出会い(コミケの会場でほぼ初対面のサークルに「これ置いてよ」と言い出す多田!)、水木会で撮ったホームビデオ編集の縁から水木のアシスタントにまで誘われる京極、水木による世界妖怪会議の発足のドタバタと三人の交差などの回顧録がまず楽しかった。三人としては水木という伝説との出会いの話をしているんだろうが、この三人が伝説染みて来ている。話は次第に妖怪の定義や都市伝説との違い、創作妖怪の取り扱いの違いなどへ。個人的に第六章が興味深かった。2024/04/21

佐島楓

11
京極さんの描かれたマンガの元ネタ、八割方わかりました。まだ勉強不足?2011/09/20

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