内容説明
日本社会を蝕む病根とはなにか?それを克服するためにどうすればいいのか?新訳文庫化にあたり、その後の状況を踏まえたはしがき・解説を加え、日本の中流市民に向けて、21世紀への指針を提示する。
目次
第1部 よい人生を妨げるもの(偽りの現実と閉ざされた社会;巨大な生産マシーン;無力化した社会の犠牲者たち;民主主義に隠された官僚独裁主義)
第2部 日本の悲劇的な使命(日本の奇妙な現状;バブルの真犯人;日本の不確実性の時代)
第3部 日本はみずからを救えるか?(個人のもつ力;思想との戦い;制度との戦い;恐怖の報酬;成熟の報酬)