内容説明
前副大統領の卑劣な攻撃、既得権を奪われたマスコミ・財界の反感、ついにライアンの家族の命までが危険にさらされた。中国は台湾国境で大胆な軍事演習を強行し、全イスラム教国の統一を目論むダリアイは、エボラ・ウイルスの培養に成功して恐怖の生物兵器を完成させた。彼らの標的は弱体化した合衆国。次々と襲いかかる敵から祖国を救うため、ライアン新大統領は敢然と立ち上がる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
武蔵野きつね
8
ライアン大統領は正しいと信じた事を実行する。次々と変える政策に誰しも驚く。政治とは正しい事ではなく、国民が良さそうに見える事でしかない。政治家らしくないライアンにアメリカ内外で反発者が現れる。2021/03/02
hiyu
4
第1巻ほどではないが、様々な思惑、意図が紛れ込み、ラストで不愉快にならざるを得なかったせいか、正直読後感はよくない。こうしてハマっていくのかなあ。2017/08/15
コージ
3
「日米開戦」では日本と中国、インドが結託してロシアのシベリア地方の石油等を奪う為日本が表立ってアメリカに手出し出来ない様にサイパン等を占拠したが失敗。今度はイランが中国、インドと結託する。イランはイラクのサダム・フセインを暗殺しイラクを併合。また、ロシア周辺のイスラム教の国々まで支配する勢い。アメリカに手出し出来ない様に生物化学兵器、エボラウイルス培養に成功しアメリカの主要都市にエボラウイルス・テロを仕掛ける模様。政府の建て直しに奮闘するライアンに襲い掛かる‼。③に進む。2019/11/09
ウラー
2
ライアンの思想は間違いなく共和党のものである(中絶反対、定率税制の実施と減税、兵力・現場の諜報員を拡充、文民官僚の削減)。しかしこれは彼の信条ではない。彼は政府が効率的に機能することだけを考えている。だから複雑怪奇な所得控除を廃止し、足りない現場の人材を増やし、多すぎる背広組を減らそうとしている。間違いなく彼はすばらしく誠実な行政官だ。彼は理想を語るのではなく、ただそれを実行している。すべての国民が望み、かつすべての利益集団が望まないことをしている。だが現実には、すべての利益集団にはすべての国民が含まれる2016/03/16
風信子（ひやしんす）
2
ますます面白くなってきた。ライアンが改革しようとしているアメリカ政府のシステムや税法を、言葉を日本国内に置き換えると、両国が抱える国内問題が同じであるし、ピッタリと当てはまるのだ。 他にもちょうど安倍政権が、特定秘密保護法の採決と国家安全保障会議（日本版NSC）が発足させていた頃と一致していたので、色々と勉強することができた。 最近、続きの本を購入できて読めるのが凄く嬉しい。 2013/12/30
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