内容説明
18歳のタニアは、父親の助言でヨット単独世界一周を決意。1985年5月ヴァルナ号(全長26×全幅7.5フィート)でニューヨークを出航。彼女のたったひとりの処女航海開始―ガラパゴス―タヒチ―スリランカ―スエズ―マルタ―ジブラルタルなど22カ所に寄港、1987年11月完走し無事帰還。勇気と孤独と愛情がいっぱいの帆走300日、上陸生活590日の全貌を描く著者自身によるノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ken05
6
女性の紡ぐ物語には、ときに絶対に男には描けないようなものがあり、深く感銘を受けることがある。しかし、こうしたノンフィクションでは難しいのだろうか。わけても18〜21歳のアメリカ女性の感性に寄り添うことは。実際に見聞し体験し、自らが行った者にしか書けないような、唸らされるような描写も数多くあった。しかし恋人と寄り添うことが何より重要な意味をもつ航海や、猫のことや誕生日のことなど。共感や発見よりも反発にも似た戸惑いを感じることが多かったように思う。2010/11/14
まーちん
0
18歳らしいといえばらしいのだけど荒れてた時代の規模がちょっと悪さしちゃったレベルを超えてて、さらに家庭環境も国をまたぐ家出レベルでびっくり。船旅というと優雅なイメージだけどネットのない時代の星を見て現在地を推測する感じ、自分を信用しきれないかんじ、ドキドキ感がダイレクトに伝わってきてワクワクさせられる!2017/02/03
sensei
0
18歳の娘が小さなヨットで世界一周した話の記録。退屈で面白くない話だったが、所有する本の未読の最後の一冊だったので義務のように読んだ。それに翻訳がよくなかった。2020/04/20