内容説明
1967年、サム・ケイホールはKKKの一員として、ユダヤ人弁護士の事務所に爆弾を仕掛けた。この爆発で弁護士の双子の息子が即死。サムは起訴され、死刑判決をくだされた。事件後20年、ミシシッピ州刑務所の死刑囚舎房に収監されているサムの元へ、若い弁護士が訪れた。彼は、サムの実の孫だったのだ!死刑執行日までわずか4週間。アダムは祖父の命を救うことができるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@80.7
51
死刑執行まであと4週間。ユダヤ人の幼子を爆殺したとして収監されているサム。実の孫である弁護士アダムは執行停止に向けて彼の弁護をするのだが、忌まわ事件は被害者側にも加害者側にも重くのしかかる。サムは本人が言うように実行犯なのか、頑として口を割ろうとしない。ようやく回りだしたところで下巻へ。2022/07/05
ポルトン
41
KKKの団員だったサムは爆破テロの容疑で逮捕された。2度の無罪判決の後、3度目の公判で有罪、死刑が確定した。死刑執行のひと月前に彼の弁護士に就任したのは彼の実の孫、アダム。 アダムは祖父を処刑室から救い出せるのか! 相変わらずグリジャムの小説はスピード感と緊迫感が凄い! 後半が楽しみ♪2020/01/31
よむよむ
22
故・児玉清さんおすすめ本。KKK団員である祖父の処刑を新米弁護士の孫は阻止できるのか? 翻訳モノは読み慣れているはずの私・・・なぜか全然進まないっ とりあえず、やっとこ下巻へ~2011/06/25
kj54
2
なかなかの緊張感。2019/07/26
ゆきのすけ
2
KKKの一員、のキーワードに惹かれて読む。サムはウェッジのことを供述するのか。アダムはサムを救えるのか。どきどきしながら下巻へ。読み始めるまで、(上下巻であることも合わせ)この本の厚みがちょっとハードル高かったけれど、読み始めたらあっという間。先が知りたくてどんどんページを繰ってしまう。2011/01/19