内容説明
ミッチが勤めるこの事務所、過去に五人の死者をだしている。一切が盗聴され、常に監視されているようだし、何者かの指令で事務所が動いているらしい。接触してきたFBIの捜査官に真相を聞かされたミッチは、事務所を操る巨悪の組織とFBIの双方の裏をかくとんでもない策を練る。タダじゃ正義に加担しない、しっかりと取るべきものはとる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
27
【1993_このミス9位】【1992_週刊文春ミステリーベスト10_海外4位】1997年12月26日読了。あらすじは忘却の彼方。(2019年3月19日入力)1997/12/26
James Hayashi
23
法律事務所で働き出したミッチだが、トラブルに巻き込まれていく。しかしミッチはFBIとマフィアというビッグな2つの組織の間で見事な活躍を見せる。リーガルミステリーでなく、コンゲームでなくサスペンスでもない、エンターテイメント。話しがかなり大きいが、ミッチと数人の仲間で大暴れするのでかなり読み応えあり。ストーリーの完成度はかなり高い。通常のミステリーなら読者を騙すだけで良いが、このストーリーに破綻は見られなく、スムーズかつスピーディーに進むので緊迫感があり面白い。グリシャムは凄い。満点。2017/01/17
mi
5
何か、だめ。下巻p.124これ以上読めず。という意味で驚いた。2019/02/23
hati
4
読んでいる途中で映画化していることを知った。上巻で徐々に明かされる事務所の事実。蜘蛛の糸にとらわれるかのようにFBIと事務所から監視される主人公。翻訳もので文章も決して読みやすいわけではないがとても楽しめた。リーガル小説という分野らしいので他の作品も探してみようと思う。2019/08/09
Jack Amano
2
発表されて大評判になっていたころにペーパーバック(英語)で読んだ。当時も面白いと思っていたが、英語力不足から、細かいところはよく理解出来ずでした。急に読みたくなって読み始めた。よく分からなかった部分もよく分かった。主人公のミッチが、いくら頭が良いとはいえ、そこまでやるか?というような賭けをするのが意外でもあり、面白かった(少なくとも弁護士を目指す人間がこんなにリスクを冒すのが納得感なかった)。頭がよくて勇気がある人が危機の乗り切って成功する。出来過ぎでもあるが、最後はそうなるだろうと安心して読める。2022/10/10