感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
95
今や世界一の富豪となったイーロン・マスクお気に入りの本。 地球はある日突然消滅し、主人公は宇宙をさまようことになる。 スぺオペ、スラプスティックSF。 もともとイギリスBBCラジオドラマのノヴェライズ。 宇宙船の中で、紅茶ある？と問うのがやっぱりイギリス。 kindleもこの影響受けてそうだなあ2021/01/10
とも
46
★★★☆有名な作品で、更にＳＦコメディーだということもあり、軽いテンポのいい内容かと思いきやそれなりに壮大な内容で想定外の内容でもあった。物語は、銀河系の高速道路建設予定地にある地球が爆破され消滅するところからスタートする。その際、地球上にいた宇宙人フォードと主人公アーサーはたまたま通りがかった宇宙船に拾われヒッチハイクするのであるが、そこで究極の命題に遭遇する。突拍子もない設定と結果ではあるが、よくまとまっている。ただ、読みづらい点が難点か。2017/08/15
harass
46
1979年英国BBCラジオで放送されたラジオドラマが小説になったもの。モンティ・パイソンをSFにしたような味わい。シニカルな悪ふざけと人を喰ったようなナンセンス。 地球が突然に消滅したのは、銀河バイパスの用地に指定され、立ち退き命令が出されていたに何十年もなにも手を打たなかったからだ。唯一の生き残りの地球人アーサーは、奇妙な連中とヒッチハイクの旅に出るのだが…… 正直言って好きな人にはたまらないノリだ。軽い時間つぶしとしてなら。今は改訳が河出文庫で出ている。新潮で出なかったままの第四巻も訳されている。2015/06/25
ほりん
43
星新一を連想した。奇想天外なストーリーに唖然としているうちに読み終わってしまった。イギリスにラジオ番組のノベライズ作品。銀河バイパスの用地に指定された地球は、突然、爆破され、たった一人、アーサーだけが生き残った。アーサーは宇宙ヒッチハイクをすることに・・・。壮大な疑問が出てきたときには期待が高まったが、あっさりかわされ、謎の答えのみが残る。皮肉とユーモア満載のSF。2015/10/16
本木英朗
17
この本はシリーズ1作目であり、自分は2004年に河出文庫で読んだ。翌年には映画版が出てそれを見た後、また河出で読んだ。これは2010年に買ったが、読むのははじめてだ。基本的には同じだが、ところどころで違っている。とは言え、やはり面白かったなあ。アーサーやサフォド（前の方だとサフォード）とかがやっぱりいい。さすがアダムス、といいたくなるくらいだ。2作目は河出で読んでいるが、近いうちにこれも読もう。2019/02/25
