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新潮文庫
数字の国のミステリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 449p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102184233
  • NDC分類 410
  • Cコード C0198

出版社内容情報

素数セミが17年に一度しか孵化しない理由から、世界一丸いサッカーボールを作る方法まで。現役の数学者がおくる最高のレッスン。

素数ゼミが17年に一度しか孵化しない理由、世界一丸いサッカーボールを作る方法、雷とブロッコリーと株式市場に共通するもの、ベッカムのフリーキックが曲がる理由、パーティで仲の悪い二人が二人きりにならないようにする方法……。今なおトップクラスの現役数学者である著者が、数学の現場の豊富なエピソードを交えながら、この不思議で美しいワンダーランドをご案内します!

内容説明

素数ゼミが17年に一度しか孵化しない理由、世界一まるいサッカーボールを作る方法、雷とブロッコリーと株式市場に共通するもの、ベッカムのフリーキックが曲がる理由、パーティで仲の悪い二人が二人きりにならないようにする方法…。今なおトップクラスの現役数学者である著者が、数学の現場の豊富なエピソードを交えながら、この不思議で美しいワンダーランドをご案内します!

目次

参考になるウェブサイト
第1章 果てしない素数の奇妙な出来事
第2章 とらえどころのない形の物語
第3章 連勝の秘訣
第4章 解けない暗号事件
第5章 未来を予測するために

著者等紹介

デュ・ソートイ,マーカス[デュソートイ,マーカス] [du Sautoy,Marcus]
1965年生まれ。オックスフォード大学数学研究所教授。現在、リチャード・ドーキンスに続いて「科学啓蒙のためのシモニー教授職」の二代目の教授も務める。2001年、ロンドンの数学学会から40歳以下の最も優れた数学研究者に対して与えられるバーウィック賞を受賞。’03年に刊行した初めての一般書である『素数の音楽』は、世界的ベストセラーとなった。’10年、科学への貢献が認められ、大英帝国勲章を授かっている

冨永星[トミナガホシ]
1955年、京都生まれ。京都大学理学部数理科学系卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんやん

30
計算しながら読んだので、えらく時間がかかってしまった。リーマン予想、ポアンカレ予想、NP完全問題、カオス・・・盛りだくさん(それぞれで一冊書ける)で、話題の移り変わりの速さにちょっとついてゆけなかった。それに、エニグマの構造(チューリングの名前出てこない)や素数を使った暗号システムRSAについては、サイモン・シンの『暗号解読』の方が、よっぽどわかりやすく、興味深く書かれている。雑学コラムや数学ゲームについても、なるほどとは思うけど、あまり興味は持てず。フラクタルと魔方陣は収穫。『素数の音楽』の方が良い。2019/08/29

ゲオルギオ・ハーン

22
全五章で素数、確率、図形、暗号、代数学のテーマでそれぞれ関連したことを書いた数学の読み物、各章の最後に賞金付きの数学界の難問を紹介している。暗号の話は『エニグマ』などの機械がどのようにして暗号を生成しているかの構造も解説しているので面白かった。素数については定番の話題ではあったが、著者の趣味(サッカー)や独特の考察を絡めているので人となりもわかって面白い。他にもコールドプレイのアルバムの話やロンドンのチューブチャレンジなどの一見数学と関係のない話を絡めてくるので楽しかった。2022/09/11

やいっち

18
彼の本を読むのは三冊目。たぶん、邦訳はこれで全部かな。数学の話題を面白く伝えてくれて、楽しませてもらった。ただ、いつもながら想うのだけど、数式が苦手って、辛いなー。世界を理解する非常に大きな武器であり、世界を正確に表現する、ほとんど唯一の言語なのだしね。数学音痴の自分だけど、これからも、数学の世界を垣間見る足掻きは続けていくよ。2016/05/01

鐵太郎

13
現代数学の七大難問と言われる「ミレニアム問題」のうちの五つ、「リーマン予想」、「ポアンカレ予想」、「NP完全問題」、「バーチ・スウィナートン=ダイヤー予想」、「ナヴィエ・ストークス方程式」を素人にもわかる方法で示したもの。さらにその上に、モノポリーで有利になる方法やルーレットの必勝法を数学的に解説したり、魔方陣や数独の話など、多種多彩。素数の話やらフィボナッチ数列やら。こう言う話が頭に入りやすい若い頃に読みたかったなぁ。2016/07/09

めい

12
素数セミの話とかロベカルのフリーキックとかサッカーの順位表とかお手軽な話から広がっていき、数学の面白さを伝えてくれる本。理解しやすい話が多くこの手の本としては敷居低めかと。4次元のように概念的な話が強くなるとイメージが湧かず理解しづらくなるが、逆に「数学だとこんなこともできるんです」ということでもある。2017/07/17

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