新潮文庫
小さな命が呼ぶとき〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102175415
  • NDC分類 936
  • Cコード C0198

内容説明

愛する我が子が余命わずかと宣告された。しかも3人のうち2人もが。病名はポンペ病。治療法も、薬もない。患者数が極めて少ないため製薬会社が新薬開発を行なわないからだ。父親ジョンは一度は絶望するが、諦めなかった。自ら薬を作ろう。まだ時間があるうちに。子供のためにすべてを投げ打った父親の願いは叶うのか?ピューリッツァー賞受賞記者が描く感動のヒューマン・ドラマ。

著者等紹介

アナンド,ジータ[アナンド,ジータ][Anand,Geeta]
インド・ムンバイ生れ。ボストン・グローブ紙の政治記者を経てウォール・ストリート・ジャーナル紙で調査報道を担当。2003年に企業の不正行為を暴く記事でピューリッツァー賞を受賞。’06年にはビジネス・経済分野における報道で一番の権威とされるジェラルド・ローブ賞を受賞。今は夫と二人の娘と共にムンバイ在住。健康管理、教育、環境問題などのテーマに積極的に取り組んでいる

戸田裕之[トダヒロユキ]
1954年島根県生れ。早稲田大学卒業後、編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitch

2
下巻も合わせての感想。代謝異常の難病の我が子を救うため会社を立ち上げ、新薬開発をする父とそれを支える母の感動の物語、のはずなのに前半はまったくこの家族に感情移入できませんでした。とにかくこの家族、自信たっぷり、唯我独尊、まさにアメリカ。ところが終盤近くになって皮肉にも父のその活躍が治療の障害になっているかも、ということが判明するあたりから父親自身が変わり始めます。このへんは著者のテクニックなのかもしれませんが、私も少しはこの家族が好きになって読了したのです。2010/05/02

Holden Caulfield

0
レビューは、下巻読了後に、Ps、今年のMyベスト10作に入るかもしれない、2016/01/15

tonsuke

0
ページ数の少ない本なのに、引越しやりながらだったので、時間がかかってしまった。邦題がインパクトないなぁ。叫ぶときのほうがいいんだけど。でも、どっちかというと、父親が相当叫んでいるような気がする。下巻に続く~~2013/05/19

うたまる

0
「母親のことを考えた。彼女はケネディ大統領たちの言葉を引用して正義と機会の平等を擁護するときでさえ、お金がなくては世界を動かすことはできないのだと持ち前のリアリズムを付け加えるのを忘れなかった。母のいうとおりだ、とジョンは思った。金があれば力が買える。他者を取り込んだり除外したりする力を買うことができる。彼はサイドテーブルのリモコンをつかむや力任せに部屋の向こうへ投げつけた」2011/07/31

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