新潮文庫<br> リルケ詩集 (改版)

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新潮文庫
リルケ詩集 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102175026
  • NDC分類 941
  • Cコード C0198

出版社内容情報

生の不安を繊細な神経のふるえをもって歌った二十世紀前半ドイツ最大の詩人リルケの詩から、特にリルケ的特徴の著しいものを選んだ。その独自の風格を現わしはじめた最初の詩集『時祷集』から、『形象集』『新詩集』を経て、実存の危機と深淵を踏みこえて変身してゆく人間の理想像を歌って現代抒情詩の金字塔といわれる『オルフォイスへのソネット』ならびに死の直前の詩までを収める。

内容説明

生の不安を繊細な神経のふるえをもって歌った二十世紀前半ドイツ最大の詩人リルケの詩から、特にリルケ的特徴の著しいものを選んだ。その独自の風格を現わしはじめた最初の詩集『時祷集』から、『形象集』『新詩集』を経て、実存の危機と深淵を踏みこえて変身してゆく人間の理想像を歌って現代抒情詩の金字塔といわれる『オルフォイスへのソネット』ならびに死の直前の詩までを収める。

目次

『時祷集』(一八九九‐一九〇三)から
『形象集』(一九〇二‐一九〇六)から
『新詩集』(一九〇七‐八年)から
一九〇六‐一九〇九年の詩
一九一三‐一九二〇年の詩
『オルフォイスへのソネット』(一九二三)から
一九二二‐一九二六年の詩

著者等紹介

リルケ[リルケ][Rilke,Rainer Maria]
1875‐1926。プラハ生れ。オーストリアの軍人だった父によって入学させられた陸軍士官学校の空気に耐えきれず約一年で退学。リンツの商業学校に学びながら詩作を始める。二度のロシア旅行の体験を通じて文筆生活を決意し、詩の他、小説・戯曲を多数発表。後にパリに移り住み、一時ロダンの秘書も務めて大きな影響を受けた。また生涯を通じて数多くの書簡を残している

富士川英郎[フジカワヒデオ]
1909‐2003。東京生れ。東京帝国大学独文科卒。東京大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

108
初めて読んだ中学生の頃は、この難解さに圧倒されてたんだな。今読んでもよくわからない詩はたくさんある、けど深く味わえた詩もいくつかある。特に「孤独」「小川が土地を酔わせている」「薔薇色のあじさい」が良かった。そしてわかりやすいから好きというのと、わからなくても好きというのと、理解できても好きになれないものがあるなぁと気づかされた。それにしても詩集っていうのは、やっぱり作者の原語のままで読まないと意味ないよなぁ。毎回そう思うのについつい訳詩で読んでしまう。2013/11/14

KAZOO

102
リルケの詩集です。私は詩集というとドイツの作者のものをかなり読んできています。その中でもシュトルムとリルケはかなり好きな方です。シュトルムは若干甘いところがありますが、リルケの詩は読んでいても非常に身に染みるという気がします。私が年を取ったということなのでしょう。この詩集は全集を編纂されている富士川英郎さんが訳されていて岩波文庫のよりも古臭く感じられません。再読に耐えうる詩集です。2023/09/27

lily

102
リルケの手に触れられたかな。まだなんだかもどかしいよ。1知ると100知らないことが湧いてくるばかりで。でもそのベクトルと波動と湿度を愛と呼ぼう。全方位で波形を探るね。心臓重なる瞬間を。2021/04/24

夜間飛行

84
《私がその中から生まれてきた闇よ/私はおまえを焰よりも愛する》…闇は《いろいろな物の姿や 焰や 動物や 私を》抱いている。《永遠の人よ あなたは私に姿を現わされた/私はあなたをひとりの息子のように愛しています》…永遠の人、あなた、ひとりの息子……同一の存在を指す言葉が巡りゆく空洞の深さゆえ、痛みにじかに触れてしまう。《私の目を消してごらんなさい 私はあなたを見ることができます》…あなたは曙光であり、露、少女、見知らぬ男、母、死…ここでも言葉が巡らされている。闇が抱く悲しみ、愛…私の語彙では追いつけぬもの。2016/05/22

カナン

61
久々に再読。リルケと云えば薔薇で、彼の詩は闇の中で息を潜める植物園のそれのような、鉱物で作られたそれのような、凍りついて結晶化したそれのような。硬質な美とそれ故の脆さが酷く誘惑的。生に苦悩し、救済と愛を求めながらも己という存在意義を見失う恐怖に抗い続け、それでも同時に甘美な死の香りに惑う様は、彼自身が鋭く細かな棘で世界の不条理に歯向かい必死に身を守ろうとする一輪の薔薇。頁を捲れば、愛したくもあり手折りたくもなる、この胸がざわめく感覚が好き。2014/02/23

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