内容説明
鉄道に見せかけた長大な運河の建設目的を知ったNUMAの面々は戦慄する。それが開通すれば海流は向きを変え、メキシコ湾流の水温が劇的に低下。ヨーロッパ全域はシベリア並みの極寒に苛まれる。焦眉の急を悟ったヒットはジョルディーノとともにニカラグアに向かった。複合企業の黒幕の正体は?中国の隠された狙いは?警備の厳重な地下の掘削現場で、二人は壮絶な闘いに臨む。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ][Cussler,Clive]
1931年、合衆国イリノイ州生れ。テレビ界から作家に転身し、’73年に『海中密輸ルートを探れ』でデビュー。以後、ダーク・ピット・シリーズで世界的ベストセラー作家となる
中山善之[ナカヤマヨシユキ]
1935年、北海道生れ。慶応義塾大学卒業。タイム・ライフ日本支社勤務後、翻訳家に
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感想・レビュー
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なつみかん
15
今回の攻防戦は波乱もなく予想通りに進んでいた。ピットの子どもたちにもっと活躍の場面があればいいのにと思った・・・それは次作以降になるのかな?!2022/08/09
ドナルド@灯れ松明の火
14
下巻もぐいぐいと一気に読んだ。毎度の事ながらハラハラドキドキさせる筆致は大したものだ。中国の野望を打ち砕くくだりはスーッとした。そしてエンディングは・・・。やはり世代交代を宣言した作品になった。2013/10/11
對馬 正晃
6
ピットもアルもさすがにお年を召したようで、カーチェイスや肉弾戦のような派手さはありませんが、危機一髪の脱出劇は健在。そしてシリーズの大転換点とも言える展開で、次作はいったいどうなるのかという感じです。作者恒例のファンサービスにもニヤリとさせられますね!2023/06/01
Richard Thornburg
1
★★★★2010/08/24
夜梨@灯れ松明の火
0
再読。ダークピットシリーズ10冊目。多分、これが私の読んだ最後のシリーズだと思います。続いているのか不明。。。2015/01/21