内容説明
16世紀にインカの帝王が国外へ送り出した財宝。その所在を記した工芸品はイギリスの海賊の手に落ちるが、その船もジャングルの奥深くへと押し流された…。1998年、ペルー南部で潜水調査中に失踪した考古学者たちの救出に向かったピットらは、国際的美術品窃盗団が盗品を隠匿している洞穴を発見。いよいよ窃盗団、ゲリラ、FBI、合衆国関税局を巻き込む壮絶な闘いが始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつみかん
12
再読(前世紀に読んだから30年近く前〜)すっかり忘れている・・・ピットの歳をすっかり越えてサンデッカー提督に近づいている・・・唖然!2022/06/09
橋川桂
11
読書メーターでシリーズ別作品について、序盤だけで挫折したと書いてる人がいたけど、実際大分量なうえ物語の本筋が見え始めるまでが長い。本作でも上巻の半ばぐらいからか。そこに至るまでにちょっとした長編一本分になりそうな大活劇があって退屈はさせないつくりなんだけど、謎解きや宝探しの面白さを読みたい人は、そこにたどり着くまで忍耐が求められるかも。くじけちゃう人の気持ちもまあ分かる。2018/12/11
對馬 正晃
7
今回は人類の存亡に関わる巨悪に立ち向かうというよりは、宝探し的な感じで進みますね。命からがら危機から脱出するダーク・ピットの姿は健在ですが、やや盛り上がりに欠けます。下巻に期待しましょう!2016/09/16
よっちゃん
3
16世紀にインカの帝王が国外へ送り出した財宝。その所在を記した工芸品はイギリスの海賊の手に落ちるが、その船もジャングルの奥深くへと押し流された…。1998年、ペルー南部で潜水調査中に失踪した考古学者たちの救出に向かったピットらは、国際的美術品窃盗団が盗品を隠匿している洞穴を発見。いよいよ窃盗団、ゲリラ、FBI、合衆国関税局を巻き込む壮絶な闘いが始まった。 2003/12/03
sensei
1
ペルー南部で潜水調査中に失踪した考古学者を救出した主人公のピットは、国際的美術品窃盗団とのインカの黄金を追う壮絶な闘いに挑む。この作者の小説は、どれも全く関係のないような序談から始まり、色々なことを経過して進むので序長な話になっている。同じ作者の作品を何冊か読むと同じパターンなのでつまらなく思う。2019/04/11