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新潮文庫
城壁に手をかけた男〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 356p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102165478
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ミサイル防衛を凍結する条約に調印すべくロシアを訪問した合衆国大統領夫妻が、ロシア大統領夫妻とともに銃撃を受ける。取り押さえられた犯人は亡命イギリス人の息子。三国合同捜査が開始されることとなり、例によってチャーリーにお鉢が回ってくる。だが、高をくくっていた彼が調べを進めるうちに、尋常ならざる陰謀の構図が浮かび上がってきた…。好評シリーズ、注目の新展開。

著者等紹介

フリーマントル,ブライアン[フリーマントル,ブライアン][Freemantle,Brian]
1936年サウサンプトン生れ。17歳でロンドンの新聞界に入り、国際関係の記事を専門とするジャーナリストとして活躍。『デイリー・メイル』紙の外報部長を務めた後、小説家デビュー。『消されかけた男』をはじめとする英国情報部員チャーリー・マフィン、心理分析官クローディーン・カーター、米露捜査官コンビ、ダニーロフ&カウリーを主人公とした、それぞれのシリーズで知られる

戸田裕之[トダヒロユキ]
1954年鳥取県生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

8
相も変わらずのパターンで展開。でも、ここまで読み続けたのだから、読むより仕方ないというほとんど義務感からの読書。でも、それなりに面白いというのが不思議な感じ。2015/11/09

bapaksejahtera

7
シリーズ第13作。ソ連国家の崩壊後共産党が再建され、エリツィンの失政で再び力を盛返した時期。まだこのシリーズの意味はあったのだろう。ミサイル防衛システムの縮小を掲げて米露が歩み寄り、まさに条約の調印に及ぼうとした時、モスクワを訪れたアメリカ大統領夫妻を迎えた式典でテロが発生。アメリカ大統領夫人と露大統領が狙撃される。犯人はかつてイギリスから亡命したスパイの息子とされた。在露の主人公は捜査を始め犯行の裏の疑問点を見つける。さて英国情報部で主人公の邪魔をする次長の存在。必要なトリックスターであろうが不自然だ。2021/09/05

Tetchy

5
今回はモスクワで起きた米露大統領射殺事件―1つは未遂―の現行犯がなんとイギリスからの亡命者の息子だという設定でチャーリーを事件の渦中に巻き込む。いやはやよくもまあ斯くも多彩な設定を思いつくものである。そしてまたまたフリーマントルは素晴らしい手札を用意してくれている。新事実が解れば解るほど真相が曖昧になっていく。どんどん複雑化する状況に読者は一体この先どうなるのだろうかと安心する事を保証されない。そして今回もものすごい知能合戦の応酬だ。三国共同捜査という形を取りながらも協力の微笑みの裏でナイフを隠し持つ。2010/03/25

ぽてちゅう

3
やっと見つけた。お久しぶりチャーリー。ダンタゴ駅近くの店、人気のない通路であなたを見つけた時の私の気持ちわかる?今回は三か国合同捜査のようだけど、何の冗談よ。合同の意味知ってるの?あ・・釈迦に説法だったわね。その捜査「かもしれない」だらけで左足が疼くわ。下巻で言ったら承知しないから!最後に一言だけ。「慢性アルコール中毒患者の尿検査のサンプル」って、コーヒー飲んでる最中に目にした私の気持ちもわからないでしょ?2018/11/25

慧の本箱

1
作戦にあっては 必ずや退路を確保し 他者より一歩先んずるを宗とすべし2007/06/29

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