内容説明
癌で夫を亡くし、暗い日々を送っていたジャネットは、あるパーティーで魅力的な男性シェリダンと出会う。二人はやがて、結婚の約束を交わすまでの仲に。が、幸福の絶頂で事件は起きた。シェリダンがレバノンでテロリストに誘拐されたのだ。しかも、彼の正体はCIAのスパイ。人質解放交渉は遅々として進まず、CIAの対応に業を煮やしたジャネットは、単身、中東へ飛んだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
7
最愛の人が政情不安定な異国の危険地帯で拉致されたら貴方はどうしますか?本書の主人公ジャネット・ストーンはマスコミと政治家を味方につけ、世論を巻き起こし、さらに若き女性のみでありながら単身、現地へ乗り込むことを選択する。しかしこのジャネットの何かにつけ女性蔑視だと決め付け、それに対し激しく嫌悪し、激怒する性格はなかなか読者の共感を覚えるキャラクターではなく、境遇は解るものの、物分りの悪い上昇志向の自意識過剰のヒステリックな女性としか見えず、応援しようと思えない。また後味も悪いので、あまりお勧めできない作品。2010/10/31
bapaksejahtera
6
Cマフィンシリーズではない。英国出身でワシントンの大学で教える主人公は夫を亡くした傷心の中。彼女は国務省職員と名乗る魅力的な男と良い仲になり婚約に至る。男はレバノンへの出張を命ぜられ出国。暫くして彼はCIAの工作員でありレバノンの過激派に拘束された。彼女は報道から許嫁の詳細を知る。彼女は彼の情報と開放をとCIAに強引に迫る。剰えマスコミに垂れ込み上院議員を動かし。果てはイスラエル軍まで巻き込み、キプロスから対岸にまで渡る。性格行動共に到底同情できない女性が描かれる。著者は西欧現代の女性に反感があったらしい2021/08/06
まー
0
51995/03/23