新潮文庫<br> 明日を望んだ男

新潮文庫
明日を望んだ男

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102165034
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

61
皮肉屋フリーマントルの真骨頂と云えるだろう。第3作目にして世界におけるナチスの存在の忌まわしさとモサドのナチスに対する復讐心の奥深さと執念深さを何の救いもなく描くとは、とても新人作家のする事とは思えないが。また本書発表の1975年はイスラエル問題の最中でもあり、まだ第2次大戦から地続きの時代だった。この作品で読む上で最近読んだノンフィクション『モサド・ファイル』は本作をより理解する上で非常によい参考書となった。逆に云えばこのぐらいのノンフィクションは読むべきなのかもしれない。しかし本当に救いのない話だ。2015/11/03

よしじ乃輔

3
強制収容所で生体実験を繰り返しソ連へ亡命した男。旧ナチス資料が見つかり当時の正体がバレる危機が。イスラエル情報部、旧ナチ組織、亡命先のソ連の三方から終われる男の未来はどうなるか、、、。テンポ良く心理描写は簡潔。結末が知りたい、とフリーマントルの巧者っぷりのお陰で一気に読み。面白い読書でした。2021/08/17

mayu_moooooo

1
登場人物に心情を投影できないのに読ませる凄さ。 フリーマントル×イスラエル×ナチは、 自分のツボを刺激されまくりな組み合わせ。2013/04/18

pqrs

1
ナチ狩りの話なんですが、これは粘着質な描写ですね。読者の方で頭がおかしくなってきます。2010/02/22

kanamori

0
☆☆☆2013/10/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/425427
  • ご注意事項

最近チェックした商品