新潮文庫
機は熟せり〈下〉―クリフトン年代記〈第6部〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102161449
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

信義を貫かんとするハリーとエマ。欲望に溺れゆく者ども。すべての人生がついに正念場を迎える――凄絶無比のサーガ、終幕の序章。ファージングズ銀行の乗っ取りを目論む?邪な三人組?、そして新たな金蔓を求めて虚言の限りを尽すヴァージニア。彼らの奸計が思惑通り進むかに見えた矢先に事態は急変する。一方、失意のセバスティアンには娘との人生が開かれ、ジャイルズはカリンとの生活を満喫し、ハリーには『アンクル・ジョー』への信じがたい朗報が。物語は大団円へ向うかに見えたが、運命はあくまでも過酷だった……。

ジェフリー・アーチャー[ジェフリー アーチャー]

戸田 裕之[トダ ヒロユキ]

内容説明

ファージングズ銀行の乗っ取りを目論む“邪な三人組”、そして新たな金蔓を求めて虚言の限りを尽すヴァージニア。彼らの奸計が思惑通り進むかに見えた矢先に事態は急変する。一方、失意のセバスティアンには娘との人生が開かれ、ジャイルズはカリンとの生活を満喫し、ハリーには『アンクル・ジョー』への信じがたい朗報が。物語は大団円へ向うかに見えたが、運命はあくまでも過酷だった…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

136
上下巻、800P弱一気読みしました。第六部は最期あっさり終わった感がしますが、最終第七部にどう繋がるのでしょうか?第六部が1970年代なので、続けようと思えば第十部位まで行けそうです!いずれにしても第七部が楽しみです。第七部は1980年代だとすると、正にマーガレット・サッチャーの時代です。今秋なのかなぁ?2017/02/02

ゆみねこ

76
第6部は息詰まる法廷のシーンが多かった。エマの裁判、ハキムの冤罪裁判。イギリスの政治状況もサッチャーの台頭があり、何といっても感動的なスゥエーデンでのハリーのスピーチ。ジャイルズが幸せをつかむのはいつになるのでしょう?早く続きが読みたい…。ヴァージニア、今度はどんなたくらみを?2017/03/14

のぶ

71
下巻に入り、前半部は裁判のシーンが大半を占め、それはそれなりに面白いのだが、物語が一向に進行しない。第6部を通しての感想だが、全体としては楽しく読んだ。ただ、本巻に限らずだが、「ケインとアベル」以来のアーチャー節ともいえる型にはまっていて、それを外れることがない。自分はそれが好きなので良いのだが。話の展開も漏れ聞くところの、著者自身の人生経験で書かれた部分が多いような気がした。物語はまだ70年代。あと一部で本当に終わるのか?最終巻でどんな幕引きをするのか楽しみに待ちたい。 2017/02/19

財布にジャック

54
えーっ!とかあーっ!とか言いながら読み終えました。アーチャーさん全く容赦がないんです。読み始めた頃には思いもしなかった展開になってきていて、この先もどう着地させようと考えているのか想像もつきません。早く第7部が読みたいです。2017/04/13

Yunemo

51
1978年まで。まずはこの時期、サッチャーの台頭が。第7部以降で、11年間もの長期政権下、保守的かつ急進的な経済改革で英国の経済を立て直したサッチャリズムをどう記してくれますか。エマがどう絡んでいくのか、一つの楽しみに。またこれでもかという位の災厄、苦難、妨害、復讐が起こり過ぎます。それでもその中にあっての朗報、救われます。セバスティアン、やっとの想いがこちらまで。ジャイルズの苦しみはまたここから、なんだか幸せをつかまえさせてくれませんね。過酷な運命、まだまだこれからも。どっぷりと惹き込まれて、読了です。2017/03/05

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