出版社内容情報
ソ連の言論封殺と闘うハリー。宿敵と法廷で対峙するエマ。セブの人生にも危機が迫る……全ての運命が激変するシリーズ第5部。ソ連が闇に葬り去ったババコフの著書『アンクル・ジョー』のありかを知ったハリーは単身、モスクワに向う。だが、そこに待ち受けていたのは異常極まりない国家の罠だった。一方、エマはバリントン海運社内の危機を抱えながら、宿敵ヴァージニアに起された名誉毀損訴訟の法廷に立つことに。はたして全ての真実が語られる日は来るのか。希望と絶望が交互に押し寄せる驚愕の新展開!
ジェフリー・アーチャー[ジェフリー アーチャー]
戸田 裕之[トダ ヒロユキ]
内容説明
ソ連が闇に葬り去ったババコフの著書『アンクル・ジョー』のありかを知ったハリーは単身、モスクワに向う。だが、そこに待ち受けていたのは異常極まりない国家の罠だった。一方、エマはバリントン海運社内の危機を抱えながら、宿敵ヴァージニアに起された名誉毀損訴訟の法廷に立つことに。はたして全ての真実が語られる日は来るのか。希望と絶望が交互に押し寄せる驚愕の新展開!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
121
第五部上下巻800P弱一気読みしました。流石に五部まで行くとワンパターンな気はしますが、読者を飽きさせない著者の筆力には素晴らしいものがあります。四部ほどではありませんが、六部に続く、乞うご期待という感じです。六部の発売は来春頃(英米では今春発売済)でしょうか?楽しみに待っています。最終巻となる第七部は英米で今年11月発売予定のようです。本当に第七部で完結するのかな?2016/08/14
ゆみねこ
68
タイトルの意味が下巻でスッキリ! エマもハリーもピンチの連続、セブとサマンサのこれからはどうなるのか?しぶといヴァージニアとのバトルはまだまだ続きそうですね。この巻もアーチャー氏の実体験満載!旧ソ連、きっとこの本に書かれている以上のことをやっていたのでしょうね。次はいつ刊行されるのか、楽しみに待ちたいと思います。2016/09/29
Panzer Leader
63
またまたこんなところでラストとは。とはいえ次巻も用意してあるし、既刊ほどのクリフハンガーってほどでもないんで安心して読み進められる。それにしても敵役たちの脇が甘いというか、ちょっとお間抜け。そんなことでは百戦錬磨のクリフトン・バリントン家には勝てませぬ。そんな中でもヴァージニアの悪役振りは敵ながらあっぱれ、ちょっと惚れてしまった。2018/05/11
のぶ
59
上巻で書いた通り、大河小説の中流部である第5部で感想を書くのはやはり無理だ。ただ、アーチャーはデビュー作以降ほぼ前作を読んできているが、この巻を読む限り、明らかにアーチャーの人生経験に基づいて書かれていると思った。下巻ではバリントン海運の経営権をめぐる裁判劇。ハリーのロシア人作家の救出等、読みどころはたくさんある。先の謎を残したまま第5部は終わったが、稀代のストーリーテラーであり、とても面白く読み終わった。次作以降の展開を期待します。2016/09/03
財布にジャック
54
上巻ではついていけなかったのですが、下巻にはすんなりと入り込めました。裁判の行方よりも、「アンクルジョー」がどうなってしまうのかか気になります。第6部が来月発売と知ってテンションあがりました。2016/11/12