新潮文庫<br> 十一番目の戒律

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新潮文庫
十一番目の戒律

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  • サイズ 文庫判/ページ数 517p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102161210
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

CIAの天才的暗殺者コナーは、南米での任務を終えた後、大統領から直々の電話を受けて再び不可能な任務に挑むことになった。ロシアに入国し、次期大統領候補の命を狙うのだ。しかし彼の周囲には周到に仕組まれた幾重もの罠が…。天才的暗殺者はCIAの第11戒(汝、正体を現すなかれ)を守れるのか。CIAとロシア・マフィアの実体が描かれていると大評判の、サスペンス長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

23
翻訳物は読みにくいという先入観で避けていたが、この作品は読みやすかった。CIAの暗殺者が主人公ではあるが、彼に感情移入してしまうつくりとなっている。暗殺者であっても普段は家族を何より大切にしていたというところ、説得力があり怖くもあり。国際的陰謀に巻き込まれていくところなどは手に汗握る展開。面白かった。しかし、ホワイトハウスとCIAはこんなに仲が悪いのでしょうか。2014/02/05

mm

14
CIAもロシアマフィアも巻き込んで、利得をマックスに設定しようとする陰謀あれこれと、スケールは大きいのだけど、もひとつのめりこめず。ベトナム帰りの主人公がベタなんですよね。フットボール選手、戦地での不屈のガッツと功績、美しい学校のマドンナと結婚、30年経っても変わらぬ愛、美しい娘、娘のフィアンセからも尊敬される、同業者のカリスマ的存在、彼のためには命も投げ出す男がいること等々。一旦こう見せかけて、実は…という騙される感覚は読者においての楽しみなのでそういう面白さはありました。2015/12/05

9
久々のジェフリーアーチャー。CIA、米と露の大統領にロシアンマフィアと盛り沢山。場面転換が多く時系列もバラバラ、そしてカタカナの名前が全然覚えられないので、今回は読むのに頭を使った。なので伏線の回収を理解できた時の爽快感は気持ち良かった。視点が少ないためか主人公の魅力が少し感じられなかったが、スリルと変わらずのユーモアが面白い2020/12/23

どら母 学校図書館を考える

8
記入漏れ クリフトン年代記を読終わったついでに、アーチャーの記録を追加。これはもう、近代史の一部。今、初めて読むなら世界感に入っていけるのかな?2019/01/21

カワセミ440

6
期待してなかったけど面白かった。イギリス人が書くアメリカを舞台にしたお話だから、米国への皮肉?がたっぷり。基本米国って、自分さえ良けりゃ、自分たちの考えが正義、っていう自惚れって言うか、どうにも鼻持ちなら無い感じがするよね。冷戦時代の古い作品だけど楽しめました。2019/02/23

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