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新潮文庫
キッチン・コンフィデンシャル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 488p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102156315
  • NDC分類 596
  • Cコード C0198

内容説明

夏の海辺のレストラン・ウェディング。大学生の著者が目撃したのは花婿も披露宴客もよそに、シェフを行きずりのセックスへと誘う花嫁の姿だった…。以来敢然と料理の世界に飛び込み30年。NY超有名店の破天荒シェフが暴露する驚愕間違いなしの秘密の数々。なぜ月曜に魚料理を食べてはいけないのか?ムール貝の恐怖とは?プロが認めるプロとは?禁断のノンフィクション。

目次

前菜
ファーストコース
セカンドコース
サードコース
デザート
コーヒーと煙草

著者等紹介

ボーデイン,アンソニー[ボーデイン,アンソニー][Bourdain,Anthony]
1956年ニューヨーク生れ。CIA(米国料理学院)出身。NYの超有名店Brasserie Les Hallesのエグゼクティヴシェフ(総料理長)にして作家

野中邦子[ノナカクニコ]
東京生れ。多摩美術大学卒。出版社勤務の後、フリーの編集者を経て、翻訳家となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

10
再読。読書の楽しみ、効果として普通に生きていると会うこと、話すことのできない人の意見・言葉に本を通じて時間や場所を超えて会えることは外せない。本を開けばいつでも、どこでも著者に会えることを喜んでいるのだが、今回は時々どうしても悲しくなってしまった。猥雑で赤裸々な料理界の内幕、皮肉とユーモア、料理と食べ物と生きることへの深い愛情。初めて読んだ時はただ笑い転げ、共感した文章は著者の突然の死の後でも色褪せなかった。死でさえ奪えないものは確かにある。いつか時間が経ってまた笑い転げながら読める日がくるのが楽しみだ。2018/06/24

朱音

7
自伝的エッセイ。繁盛しているレストランのキッチンはすざまじく忙しいのだろうなとは思っていたが、これほどいろんなことが行われているとは(笑)修行時代にかなり「やんちゃ」されていた様子だが、アメリカ料理業界ではこれってありがちなことなのか日本ではどうなのかちょっと外食が心配になるほどではある。もう少し「おいしい」話だろうと思っていたのでちょっとがっかり。ぐいぐい読ませる力はアリ。2010/03/08

茶坊主

4
執筆当時、NYの人気レストランでシェフを務めていた著者によるエッセイ。「業界の暴露本」としてベストセラーに。 店名、人名、料理名、ひどいスラングが入り乱れて、前半は読むのがきつかった。 でも、訳者あとがきにある通り、「鼻持ちならない若造が、一人前の大人になる」物語でもある。 著者は自分自身の過去の愚かさも、長所も短所も。優れたライバルに劣る点も正直に認める。冷静でフラット。そして、楽しそうなら、躊躇せず飛び込む。「世界を喰いつくせ」という番組で活躍したのも納得。 今年、自殺してしまったのが残念。2018/10/05

recode

4
面白い。NY の有名レストランの裏側を書いた本としても読めるし、甘ったれた悪ガキだった著者が如何にしてシェフになったかという成長潭としても読める。挫折や転落を味わいながら、彼は少しずつシェフとして必要な技量を身につけて行く。疲労困憊しながらも、それまでに培ったシェフとしての(どちらかというと人間的な)技量、強靭な精神/肉体を持って彼は仕事を全うし続ける。その一方で彼は「食べる」こと、「料理する」ことを愛しているし、シェフの仕事こそが一生を懸けて追求していくべきものだと断言している。そんな姿は物凄く格好良い2011/10/16

ANT

4
アメリカ料理界の裏側。シェフってのはギャングと海賊とヒッピーと軍人と奴隷の要素を合わせもったプロフェッショナルな人種ってことみたい。東京に赴任する話も面白い。2010/11/29

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