内容説明
1865年、ボストンの片隅にわずか15人の生徒で発足した一技術専門学校がMITの始まりだった―ケンブリッジ移転に際してのハーヴァード大学による屈辱的な嫌がらせ。工学から科学へ移行するダイナミックな転回のドラマ。数多くの開発秘話にナードと呼ばれるオタク連中の風変わりな生態をもからめ興味深いエピソードとともに描く。世界の頂点に立つエリート大学の知られざる内側。
目次
第1章 エンジニアの欲望と動機
第2章 バランス喪失のユーモア
第3章 エンジニアの誕生
第4章 思考をうながす校舎の構造
第5章 工学(エンジニアリング)から科学(サイエンス)へ
第6章 鉄道模型クラブ
第7章 MIT製の義肢
第8章 メディア研究所(ラブ)
第9章 10億分の一(ナノ)メートルのテクノロジー
第10章 技術のスポーツ
第11章 脱コンピューターのシステム