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新潮文庫
フランチェスコの暗号〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102149515
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1497年、ローマ郊外の教会に二人の使者が送られた。彼らはさる貴人からの手紙を携えていたが、禁を破って盗み読んだことが貴人の逆鱗にふれて処刑された。そして、1999年のプリンストン大学。4年生のポールはルネッサンス時代の古書を主題に卒論を書いている。彼はその謎に満ちた書物の著者こそ、500年前のローマの貴人だと信じていた―時空を超えた驚愕の暗号解読ミステリー。

著者等紹介

コールドウェル,イアン[コールドウェル,イアン][Caldwell,Ian]
プリンストン大学卒業(歴史学専攻)。ヴァージニア州在住

トマスン,ダスティン[トマスン,ダスティン][Thomason,Dustin]
ハーヴァード大学で人類学と医学を学び、コロンビア大学で医学博士号と経営学修士号(MBA)を取得。ニューヨーク州在住

柿沼瑛子[カキヌマエイコ]
早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

15
「ダヴィンチ・コード」がブームだった頃「ヒュプネロトマキア」を題材にした「フランチェスコの暗号」のほうがはるかに面白いとかってblogに書いたことがある。 しかし「ヒュプネロトマキア」は「暗号」の一部であって、「フランチェスコの暗号」ではその周辺情報しか触れていなかった。 ヴェネツィア建築大学ジョルジョ・アガンベン教授の「イタリア的カテゴリー」の中に「言語の夢」という章があり、ここに「ヒュプネロトマキア」について30ページに渡って論述がなされていた。ー>イタリア的カテゴリーに続く2020/11/18

ホレイシア

10
謎の古文書系にはつい手が出る。(でもベストセラーには反感を持つひねくれ者なので「ダヴィンチ・コード」はまだだけど)上巻は、ある文書の解読に生涯を費やした父親に反感を抱きつつ、結局は同じことをやっている大学生の話。題名からてっきりキリスト教関係の文書かと思いきや、実はそうではないらしい。本読みにとって本を読む作業は一種の信仰だというくだりには、思わず頷いてしまう。謎解きは下巻に期待。2009/06/19

ダグラスまま

6
卒論に追われるプリンストン大学の学生が、主題の古書の重大な謎に気づいてしまい…というお話。「強い者は弱いものから奪う、しかし賢い者は強い者から奪う。」このバスケットボールのコーチの言葉が作品世界を象徴してるんじゃないか?腹に一物抱えてそうなタフト教授が怪しいなぁ。演説台でみんなの感心を集め、拍手喝采を浴びる教授。古書に挟まれていたものの正体は?賢い若者たちがどう謎を解いていくのかとても気になる。下巻も楽しみ!2018/02/06

御餅田 もちこ

4
「ポールは、陰から始めることの価値をわかっていた。本人が意識的に見せる部分しか、他人は知ることができない。」大学生活の描写が良い。ヒュプネトロマキアははたして解読できるのか?2014/12/22

miwapicco

3
買ってからずいぶん温めていて、ようやく上巻(´-ω-`) アメリカの大学事情に詳しくないのと、訳本て読みにくいす。上巻終わりに向かってやっと面白くなってきたー2015/03/29

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