新潮文庫<br> ジャン・クリストフ 〈2〉

新潮文庫
ジャン・クリストフ 〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 648p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102128022
  • NDC分類 953

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロキです

9
自分の考えは曲げないことによって数々の難題にぶつかってしまっている主人公がいよいよドイツからフランスに移住する場面のお話。中々好きになれない主人公であるが芸術家や研究者らしい性格の持ち主であるなと思わされた。2018/08/31

那由多

5
生き方が不器用で世渡り下手なジャンが心配です。

Hepatica nobilis

3
「広場の市」のフランス文明批判は痛烈。批判の刃はドイツ音楽の大半にも向けられる。認めているのはベートーヴェンとシュッツぐらい。理想主義も度を超すと胡散臭く感じられるし、時代から取り残されたのもある意味で仕方ない。と言いながら、この大河小説に自分は随分影響された。

ma_non_troppo

3
少年の天才に水をまき民衆に心から愛された伯父ゴットフリート、純朴だからこそ何より孤独を恐れる母ルイザ、雑誌『ディオニゾス』のマンハイムと四人の青年、知性あふれるユダヤ人女性ユーデット、家庭教師アントワネット、ささやかな親交以上のものを与えたラインハルト夫妻、その天才を賞賛のうちに埋没させる音楽家ハスラー、音楽を愛し真実に霧をはり続けた老人シュルツ、かつての親友オットー、社会主義を実務的に着る代議士ルーサン、信仰にも生にも執着しないのに貴族的なまでに道徳心のある民衆シドニー、そして詩人オリヴィエ・ジャナン。2011/05/24

tokiniwa

2
クリストフは粗野で人づきあいも上手くないし、頑固である。しかし、彼はもう私の友人になっていて久しぶりに読み進めてもすぐに入っていける。そういう個性の強い主人公である。2014/02/01

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