感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りく
58
読みました。 http://zizamo2193.hatenablog.com/entry/2017/09/18/2049002017/09/18
トムトム
22
誰もの心にある悪いところや愚かなところをチクリチクリと、しかしアッサリと書く短編集。マークトウェインの長編は読みにくいけど、短編からスタートすればトムソーヤーやハックルベリーフィンを見る目が変わります。まったくもってほのぼの児童文学の人ではありません。そこが好き♡2020/06/23
マッピー
18
初めて『ハックルベリー・フィンの冒険』を読んだとき、その昏いトーンに驚いたものです。この短編集にもユーモア小説と言うのに、どうにも暗くて黒いのです。そして、暗くて黒いのですが確かにそこにはユーモアがちゃんとあるのです。この中で私が好きなのは『百万ポンド紙幣』なんか『王子とこじき』みたいだなあと思いながら読んでいましたが、『王子とこじき』もマーク・トウェインでしたね。高校生の頃からずっと『アーサー王宮廷のヤンキー』を読みたいと思っているのですが、まだ読めていません。割とマーク・トウェイン気になってます。2022/11/09
志田健治
13
いつもカバンに忍ばせて、何かの待ち時間や読むものがない時にコツコツと読み進めてきました。それぞれの短編はどれも個性的で、印象に残っているのはエスキモー娘と実話です。太った美人のエスキモー娘さんが何とも魅力的に感じました。そして当時の黒人のお母さんの強さたるや、熱いものがこみ上げます。ハドリバーグは長くて(この文庫の約半分のページ数!)、ちまちま読むには複雑で、よくわからないまま読み終えてしまいました。あとがきを読むと、ハックルベリーに並ぶ名作だとか!これは、もう一度集中して読む必要がありますね。2017/02/09
kozy758
11
長短さまざまな短編集である。『私の懐中時計』、『噂になったキャラベラス郡の跳ぶ蛙』、『エスキモー娘のロマンス』が特に良かった。長い『ハドリバーグの町を腐敗させた男』は劇を観るようだった。確かに悪くはないが、好みではない。訳がこなれてなく、読みにくかった。2019/04/02