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新潮文庫
日はまた昇る (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102100059
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakanaka

70
戦争による負傷が原因で性的不能者になったジェイクと彼に惹かれるものの性的に奔放なブレッド。この二人の切ない関係が私としては辛くもありました。またブレッドに惹かれるユダヤ人のコーンの存在が印象的でした。一つ一つの描写が分かり易く爽やかでスペインとフランスの美しい風景が目に浮かぶようでした。しかしながら、ロスト・ジェネレーションという当時の人々の生き方はなかなか理解し難いものがありました。2022/05/19

ゆぎ🖼️

27
戦後のロストジェネレーション宗教や政治や思想が退廃した世界で生活に溶け込むような感じ。破天荒な闘牛士の恋愛は淡々とした感じで牛との闘いを生々しく迫ってきます。去勢された2頭の牛が闘牛をコントロールしてるようで1頭だけ近づいてきた時はより危ないんだそうな、、('_'?)💦2021/07/02

A.T

26
1920年代、パリで第一次大戦の戦後を過ごしていたヘミングウェイ、フィッツジェラルド、エズラ・バウンド、ガートルード・スタインをロストジェネレーションと呼び、その虚無的な若者たちを描いた傑作が、この「日はまた昇る」。今となっては、世界中ロストジェネレーション化しているから珍しくもないのだが。見どころは、今から100年前のスペイン バスク地方のフィエスタと呼ばれる闘牛祭りの前後2週間の街と自然と人々とのふれあいが詳しく描かれていること。(続く)2019/12/05

不二子

20
日本人として、アメリカ人が経験した戦争と、そのロストジェネレーションを感じたり想像するのが結構難しいと思った。終始お酒を飲み日々を無駄に過ごす虚無感、喪失感の中、スペインの闘牛の赤く激しい命がけのシーンが対比で際立っていた。闘牛のシーンは、流石ハードボイルドな筆の運びでヘミングウェーらしく、スペインに行って闘牛を見て来た気分に浸っている。2016/01/07

吉野ヶ里

20
パリからスペインに行って闘牛を見る話。酒浸りのダメなやつしか出て来ない。みんなとにかく飲んでる。で、みんな寂しくって、みんな可愛い。自分が性的に不能になるってことをちょっと考えて、とても恐ろしかった。祭りの雰囲気がとっても良い。祭りが終わったあとの切なさまで含めて、綺麗に描き切っている。人生を楽しむために代償を支払うこと。いつか、闘牛を見にスペインに行きたい。綺麗な女の子とか、狡いなって思う。とにかく狡い。あと文章が雑。英語で読んだらそうでもないのかもしれないけれど。2015/03/21

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