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新潮文庫
O・ヘンリ短編集 〈1〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102072011
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

122
一遍一遍が10ページ弱であるにもかかわらず余韻が凄まじいです!次々に読み進めたいですが、余韻を楽しむためにはそうはいきません・・・。しっかりとインターバルを置きながらゆっくりじっくり裏の裏をかいたと思ったら単なる裏だったりそうでなかったりの物語が楽しめました。2016/03/06

文庫フリーク@灯れ松明の火

106
もしも身代金目当てで誘拐した10歳の子供が、命に関わるようなイタズラ好きの悪童だったら。「赤い酋長の身代金」 一目惚れした女性の為に金庫破りの凄腕と七つ道具を封印した男。靴屋を開業し、一目惚れした銀行オーナーの娘との結婚準備が進む中、新設された銀行金庫室に閉じ込められた5歳の女の子。婚約者に「あなたがつけているその薔薇をくれませんか」優しい微笑を浮かべ、チョッキのポケットに薔薇を差し込んだ彼は、正体がバレるのを承知で金庫に挑む。「よみがえった改心」 ブロードウェイの隠れ家的一流ホテル。そのホテルマン→ 2014/09/11

アナーキー靴下

98
この短編集全3巻を購入したのは中学生の時。英語の教科書に「よみがえった改心」が載っていて、とてもとても好きだったから。ラストの展開が良いのは勿論だけど、アナベルの「何とかできませんの、ラルフ」という台詞が大好きで、最上級の美しい女性を想像した。当時は自覚していなかったけれど、他人を操る存在への憧れが昔からあったのだな、なんて思う。今読むと何だか身につまされる「振子」も、環境に操られてしまう話なわけで、O・ヘンリの話の巧みさは常に何かに操られてしまう人間心理を層状に織り込んで構成されたプロット故なのだろう。2021/09/11

86
母親に薦められました。今でも通用する内容や、どんでん返しの結末にびっくりです。世にも奇妙な物語にドラマ化出来そう(笑)あと、ドリフや吉本もこの手の話がモトなのかと思うネタがある気がします。100年前に書かれたと思えない作品ばかりです。1作が短いので沢山味わえるのも良いです。2014/09/07

bookkeeper

83
★★★★★ 再読。寒い冬をぬくぬくと暮らす為に収監されたいと願う男「警官と賛美歌」。誘拐犯の誤算と顛末「赤い酋長の身代金」。慎ましい青年の為内緒でバターを付けてあげたパン屋の善意「善女のパン」短編小説の名手の傑作選。その幾つかは今日誰もが知るスタンダードにしてオリジナル。16話も収録されていてお得感満載です。この巻では「よみがえった改心」が最も好き。薔薇を胸ポケットに留め、腕まくりして鼻歌を歌いながら、隠していた過去のスキルを蘇らせるジミイがカッコよ過ぎ!ほーら、皆さんも読みたくなってきたでしょう?2021/08/13

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