• ポイントキャンペーン

新潮文庫
黄金の羅針盤〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102024126
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ライラの一行は北の町トロールサンドに到着した。子供たちが囚われの身となっているボルバンガーまであと少しだ。よろいをつけたクマ、気球乗り、そして空飛ぶ魔女の力を借りて、ライラは敵地へと乗り込んだ。そこでライラは、身の毛がよだつような出来事に巻き込まれる。ライラは子供たちを救出できるのか?そしてクマの王が君臨するという極北の地に無事到達できるのだろうか。カーネギー賞、ガーディアン賞ほか、数々の賞に輝く。

著者等紹介

プルマン,フィリップ[プルマン,フィリップ][Pullman,Philip]
1946年、英国ノリッジ生れ。父親が英国空軍の軍人のため、子供時代は様々な国で暮らす。オックスフォード大学を卒業後、ウエストミンスター大学で英文学を教えるかたわら、小説、芝居の脚本、絵本などを発表。ビクトリア時代を背景とした小説The Ruby in the Smokeなど多くのベストセラーがある。現在はオックスフォード在住

大久保寛[オオクボヒロシ]
1954年、東京生れ。早稲田大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

283
いよいよライラの本格的な冒険の旅が始まる。彼女はお転婆で向こう見ずなところはあるものの、肉体的にはか弱い少女でしかなく、特別の力を持ってはいない。もっとも、未来の一部を予見する真理計の持ち主であり、今のところ唯一の解釈者であるという点で、十分に特別なのではあるが。この巻では何度か絶体絶命、危機一髪という場面が展開するのだが、場面に緊迫感を与えようとするあまりに、かえって平板化を招いたフシがなくもない。エンディングでは原罪からの脱却や、オーロラの向こうにパラレル・ワールドが現れるなど、なかなかに壮大だ。2015/09/07

ケイ

136
まさか根底にそこまで大きなものをはらんでいるとは思わなかった。そうか、世界のあり方や成り立ちを考えていくとそこに行きつくのかもしれない。表紙のイオレクは白いのだが、脳内ではどうしても羆でこげ茶か黒にしかならなかった。そしてタタール人の怖さと強さはなんなんだ!余談だが、タタール人がそれほど恐ろしいなら、プッツアーティ作の『タタール人の砂漠』に対する感想も変わるなあと思った。シリーズはあと二作続く。私もダイモンが欲しいな。2017/09/03

mii22.

34
【ガーディアン1000】さらわれた子供達を救出するためライラ一行は北へ向かう。ごく普通のお転婆娘だったライラもいくつかのピンチをきり抜けて少しずつ賢くたくましく成長していくようだ。クマの王イオファー・ラクニソンとの交渉でみせた度胸はなかなかのもの。少しずつ解けていく謎と新しい冒険に向けて悲しみと不安な気持ちを持ちながらも、強い決意で立ち向かおうとするライラとパンタライモン。別の世界で待ち受けているものは...。神秘の短剣へ続く。2015/09/20

佐島楓

24
しゃべる白熊の背中に乗れるとは、なんて素晴らしい・・・! こういうところがファンタジーの醍醐味だと思う。あとはとにかく、ライラの勇敢さ。窮地に陥ったときの機転の利かせ方が只者ではない。そして、本当に哀しんでいたのは、実は・・・。「つづく!」と宣言されたような終わり方なので、続編を読むかどうか非常に迷っております。2012/06/25

せ〜ちゃん

20
★★★★★ ライラの冒険シリーズ第1弾下巻。 ガーディアン誌必読小説1000。2021/05/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/521597
  • ご注意事項