新潮文庫<br> 赤と黒 〈上巻〉 (改版)

個数:
電子版価格
¥737
  • 電書あり

新潮文庫
赤と黒 〈上巻〉 (改版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月19日 16時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 426p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102008034
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

貧しい生まれの美青年が燃やす権力への野心。19世紀フランス文学の革命的名著。

製材小屋のせがれとして生れ、父や兄から絶えず虐待され、暗い日々を送るジュリヤン・ソレル。彼は華奢な体つきとデリケートな美貌の持主だが、不屈の強靱な意志を内に秘め、町を支配するブルジョアに対する激しい憎悪の念に燃えていた。僧侶になって出世しようという野心を抱いていたジュリヤンは、たまたま町長レーナル家の家庭教師になり、純真な夫人を誘惑してしまう……。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

349
最初に読んだのは大学1年生の時。この作品を皮切りに次々とスタンダールを読んで、全集まで買い揃えた。当時、自分ではすっかりベーリストのつもりだったのだろう。久しぶりに読んでみて、レナール夫人とのことをどのように解釈してよいのか迷いが生じた。この後の展開も結末も知っているだけに、ジュリアンの野心と愛情との関係がなんとも難解なのだ。ヴェリエールからブザンソンの神学校に移ってからは、単線化されるだけにわかりやすいのだが。下巻ではパリへ。そしてマチルダのいるラ・モール侯爵家へと物語りは展開してゆく。楽しみだ。2014/08/30

遥かなる想い

203
貧しい生まれながら、 美貌を武器に のし上がっていこうとする 青年ジュリヤン・ソレルが小気味良い。 野心に溢れる 心の底に 潜む 貴族階級への 強い憎悪…誘惑されるレーナル夫人の 純真さが 際立つ。 二人の心理描写が 意外に細かいことを 改めて 気づく、そんな上巻だった。2018/05/03

ケイ

158
読むのは五度目くらい。しかし、何度読んでも、ジュリアンがなぜレナール夫人のために身を危険にさらすのかがわからない。彼が恋する男に見えないからだ。今回は、神学校の場面をとても楽しく読んだ。王政復古と、七月革命への道のりが、ストーリーの中に巧みに埋め込まれてる素晴らしさにも舌を巻く。今更ながらに、これまではジュリアン・ソレルの立身出世への欲望と不倫の恋ばかりに気をとられて正しく読み込めていなかったのだと気付いた。これら全ての伏線を回収していく後半を読むのが待てず、続けて本を手に取る。2016/03/17

のっち♬

141
王政復古のために軍人を諦めたジュリアンは家庭教師先で町長夫人との不倫関係に溺れていく。時代背景や貧困下における青年の野心と自尊もさることながら、何より圧巻なのは微に入り細を穿った恋愛心理の描写だろう。青年特有の熱烈な執心ぶりも純真な夫人の揺れ動きも極めて情熱的でありながら実に客観的で分析的に描かれており、これらをこの水準で両立させた点は著者の面目躍如といったところ。「この鐘が打ち終わるまでに、この女の手を握ることが出来なかったら、部屋に帰って自殺する」—全身全霊で恋愛に身を投じて生きた著者ならではの一文。2017/09/26

優希

140
スタンダールの代表作と言えば誰しもがこの作品を思い浮かべるでしょう。全編通して感じられるジュリヤンのブルジョワへの憎しみ。それは幼い頃からの虐待による暗い日々があったからに違いありません。更には最初は誘惑するつもりでしかなかった家庭教師先の夫人との恋愛に苦しむようになるのが突き刺さります。激しく根強いた憎悪と新たに抱いた情熱の中で揺れ動くのに目が離せなくなりました。様々な要素や想いが絡み合い進む物語。下巻も読みます。2017/01/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/507024
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。