新潮文庫
飛ぶ男、噛む女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101448268
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

作家の「私」が旅先で出会った女は、誤って死なせた女によく似ていた―表題作。ほかに独り旅に出た「私」がスダマと名乗る怪しい女に出会い、そのとたんに山が鳴る「すだま」、雪山の小屋にこもった「私」が異次元の世界に入り込む「洞喰沢」、山あいの小さな温泉郷に泊まった「私」が聞かされた“ぐじ”とは?―「ぐじ」など、ミステリアスでエロティックな男と女の六つの物語。

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌の編集長を経て、現在は作家、「本の雑誌」編集長、映画監督など幅広い分野で活躍。著書に『アド・バード』(日本SF大賞)、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいちゃっぷ

7
出だしはエッセイか私小説かよと思ってたら、旅先でちょっと異常な目に遭うのですね。だけどたとえ前フリでも、不倫がどうこうとか旅先で出会った女と関係しちゃうとか、そんな話しをシーナに求めてるんじゃないんだよ。どちらかというとシーナに求めてるのは「日常の非日常」でなく「非日常の日常」なんだ。358ページ2010/05/13

nyanlay

2
十年ぶりくらいに椎名さんの作品を読みました。最初は「ん?」と思ってしまいますが、うまい所を突付かれた感じです。また他作品も読みたくなりました。2009/07/24

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