内容説明
目的地は、探検家ヘディンが「さまよえる湖」と名づけたロプノールと2000年前の幻の王国・楼蘭。太陽のコノヤロ光線、岩山も刻む砂嵐の中、“あやしい探検隊”隊長は、“正しい探検隊”である日中共同探検隊と、ずんがずんがと砂漠を突き進む。金属味の缶詰料理に辟易し、激しく車に揺られながら、著者が最終地点で目撃したものは?ハードな旅をユーモアで描く、シルクロード紀行。
目次
さまよえる湖―なつかしい目をした女‐ロマンとヘチマ‐月牙泉のピョンピョン虫‐砂漠のアルコール
停滞―宇宙飛ぶ活字大作戦‐先発隊は進まない‐謎のオカヤマキョーコ‐オレンジ色の土崖人
無限軌道―嘉峪関の空中演歌行進曲‐感度良好隊出発‐鳥人たちと無限軌道車の夢‐砂山ザーサイ弁当
ゴビ灘―砂漠の錫入り定食‐コバンザメテント“ゴビ”で笑う‐ピンクの野ウサギ東へ走る‐黄金朝焼糞
精霊の囁き―Vの字峡谷ヘッドバット通過‐比意留比意留と精霊の囁き―洟味風味の砂埃おかゆ‐蒼月に赤剥け野兎
オアシス―タマリクス絶賛‐蜃気楼の正しいめくらまし‐やかましいオアシスの夜
ロプノール―百足型中国式緊急的行列‐世界最凶の巴型便所‐最後のロプノール人
砂漠の目―砂嵐カラブラン‐タリム河デコボコ突撃‐砂漠に白い巻貝
赤いメサ―砂塵の三軍大移動‐糞食い土食い‐暁の羊逃亡事件‐夕日に燃える赤いメサ
死者と生首―月と生首‐銀河系の夜‐死者たちの胡楊
燃える輝玉―大地にめりこむ熱いたま―ヤルダンの連続攻撃―おかゆ腹トボトボ隊
砂の古城―自己主張する影―逃げ灯―闇に浮かぶ楼蘭古城
風砂と星空―風はかたまりで飛ぶ―砂蜥と疾風砂漠アリ―四億の夜と四億の星
感想・レビュー
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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
ドナルド@灯れ松明の火
カツ
barcarola
*ニコル*