新潮文庫<br> 未練―女刑事音道貴子

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新潮文庫
未練―女刑事音道貴子

  • 乃南 アサ【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101425382
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ふと入ったカレー屋で音道は、男が店主に「こいつは俺の女房を殺した」と怒鳴る場面に遭遇する―男同士の絆が無惨に引き裂かれてゆく様子を描いた表題作。公園の砂場で保育園児が殺害され、その容疑者の素性に慄然とする音道…「聖夜」。監禁・猟奇殺人・幼児虐待など、人々の底知れぬ憎悪が音道を苛立たせる。はたして彼女は立ち直れるのか?好評の音道シリーズ短編集第二弾。

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

516
音道貴子シリーズの第4弾。6つの短篇から成る。篇中で最も哀切感に溢れるのは「聖夜まで」だろう。警察官であること、あらねばならないことの辛さと悲哀が貴子の共感を通して語られる。事件の発生から、思いがけない展開に向かってゆくプロットの構成も実に巧みだ。また単一の事件が持つ拡がりを描いてゆく手法も練達の手腕をうかがわせる。それは貴子にとっても、自分にもあるいは起こり得たかもしれないことであり、ことと状況次第では私たちが当事者であった可能性をも排除しない。日常に潜む陥穽を摘出した佳篇である。2020/03/29

ehirano1

107
どうしてこうも音道貴子シリーズに魅かれるのだろうか(「嗤う闇」、「風の墓碑銘」は既に準備万端で積んである)?謎解き(むしろ未解決の編もある)、ジェットコースター、どんでん返し、そんなものは皆無。なのになぜ魅かれ読み続けるのか?、としみじみと思索に耽りながら読んでいると”音道貴子に会いたい(重里徹也)”に全部代弁されていました。それでは「嗤う闇」へ。2016/03/26

けい

104
様々な種類の事件と貴子自身の日常と心情を描く6編からなる短編集。事件内容のチョイスが豊富で、彼女自身の心情・心理を絡めて考えさせながら楽しませてくれます。警察という職業の特異性を際立たせるとともに、女性として人としての貴子の迷い、恐れ、悲しみそして喜びを描きます。やりきれない気持ちがここそこに残る作品群でしたが、貴子と母親の心温まるやり取りに少しだけ救われ気がしました。2014/05/13

セウテス

93
刑事音道貴子シリーズ第4弾、短編集第2作品目。シリーズの最初にも書いたのだが、本シリーズはミステリというよりは、主人公を中心に切り取った人生の一端を描く物語だ。今回も彼女は刑事である事に、仕事を持つ1人の社会人である事に、友人や恋愛に心を割く女性である事に、細かな描写がなされている。私にとって彼女は理想的な女性では無いのだが、読んでみるとハッキリと彼女を身近に感じるのだ。何処かで警察手帳を出されたら、「あの音道刑事ですか」となる事が不思議に感じないと思う。きっと呑みに誘うであろう、友人になりたい人である。2019/10/14

Satomi

89
音道シリーズ。第2弾とあるのはどうやら短編として第2弾ということらしい。ややこしい。読む順番間違えた。貴子が巻き込まれた監禁事件ってのを読まねば。とはいえ順番すっ飛ばして何作か読んでしまっているシリーズのでまぁ今作も問題なく読めました。「聖夜まで」衝撃作でした。子供が犠牲になる痛ましい事件。加害者はまだ幼い子供。加害者の子供の両親は警察官。真面目な人ほど追い詰めらてしまうのだ。これは辛い結末でした…。今作も正義感溢れる音道はかっこ良かった!!2017/03/29

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