新潮文庫<br> 悪魔の羽根

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新潮文庫
悪魔の羽根

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101425375
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

日本の銀行マンと結婚したフィリピン女性が、転勤で九州から新潟へ移った途端に経験した、雪国という未知の空間。ふさいだ気分が周囲への憎悪に変わる様子を描いた表題作「悪魔の羽根」。早春、恋愛中の女性が突然、姿を消した謎に季節特有の悩みを絡めた「はなの便り」など、四季の風景を織りまぜながら、男女の心模様、友人同士の心のズレを浮き彫りにする。ちょっぴり恐い7つの物語。

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。’88年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。’96(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Take@磨穿鉄靴

76
乃南氏の四季を絡めた短編集。どれもそれなりに楽しかった。表題作の「悪魔の羽根」は新潟に父の在所があり親しみのある土地だけに少し寂しかった。確かに冬は暗いし寒いし日本海も怖かったけど夏は賑やかで楽しかった想い出がある。ツラい所だけでなく良い面にも目を向けて適応して欲しかったな。まあ自分も雪の降らない静岡から出て暮らすのは厳しいし仕方ないか(^_^)「指定席」のイカれた感じは嫌な後味。一番のお気に入りの場所は他人に左右されない場所に求めなきゃね。★★★☆☆2018/09/11

アッシュ姉

65
乃南さんの怖~い話を求めてタイトル買い。結末が読めてしまったり、オチが弱かったりと既読の短編と比べるといまひとつ精彩に欠ける。心理描写は巧みで、雰囲気も申し分ないだけにちょっと勿体ない。ラストの「指定席」は好みで面白かった。2019/04/11

ユザキ部長

40
どの話しも、どんより重くうっとおしい。けれど不思議とのめり込むのは流石だと思う。最後の「指定席」はおや?毛色が違うかと思ったら、いやはやとんでもない。上手いなぁ。2023/03/20

aax74370

35
★★★☆☆ んーーー普通でした。。。やっぱ短編集なんで、軽いというか浅いというか。。。乃南さんは、長編の方が良いですねwww2013/09/05

まさきち

32
ゾクッとしたりほのぼのとさせられたりと様々な心持ちを体感させてくれた短編集。2014/06/06

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