新潮文庫<br> 海将 - 若き日の小西行長

新潮文庫
海将 - 若き日の小西行長

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  • サイズ 文庫判/ページ数 804p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101418063
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

41
白石一郎は面白い。史料が少ない行長の前半生を埋めるような物語を描いた。商人から宇喜多家家臣となって秀吉に認められ大名と上り詰めた行長。もちろん秀吉の出世物語があってそれに連れて展開してゆくのだけれど、戦国時代に生きた行長を清々しく描写しお見事。大名となり九州へ赴くまで終わっているが、これはその後の関ヶ原で敗れるまでを続編としてでも読みたかったなぁ。信長亡き後は良きにつけ悪しきにつけ秀吉の独壇場で全てが振り回された。毛利家との闘いからの中国大返しなど再確認。2020/11/16

半木 糺

3
小西行長は有名な人物ではあるが、前半生がほとんど不明であるという面もある。小説家にとってはそこが魅力的であるようで、本作では、商人の出でありながらも、武に秀で、海の人間でもあるという大胆な人物設定がなされている。白石作品の特徴でもある海上での戦闘描写は本作でも健在。2001/05/18

さっと

2
小西行長の出世物語。織豊時代をまた違った面から楽しめます。海上の戦闘シーンは、さすがに白石一郎ですね。2008/06/15

しんのすけ

1
小西行長という名前は知っていたが、どんな人物だったのかが知りたくて読んだ。あとがきにもあるように資料が少なくわからないことが多いとのこと。けれど、この小説のような人物だったんだろうと思えた。海洋の戦闘シーンはさすが白石一郎さんだなと思える内容だった。2022/12/12

Aki Oba

1
とても爽やかな行長を堪能できました。晩年の続編が見たかったです。2013/04/08

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