新潮文庫<br> 川からの眺め

新潮文庫
川からの眺め

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  • サイズ 文庫判/ページ数 188p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101410081
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

川を下る、魚を釣る、川で泳ぐ、川に潜る、川原でキャンプをする、要するに川を「旅」するのだ。所帯道具を積み込んで、川面にカヌーを浮かべたら、ひたすら水の流れに身を任せ、どこまでもどこまでも流れていこう。きっと今までとは違った風景が見えてくるはずだ…川から世間を眺め続けてきた、さすらいの人・野田知佑が今、声を大にして言う「これ以上、川を壊すな」。

目次

旅で思う
川遊びへの招待
ユーコンにて
旅に出るまで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

69
【追悼再読】2022年3月27日に逝去した野田さん。ツーリングカヌーをライフワークとし、気の向くままの遊びカヌーを実践した。私も含め、彼に影響された人は多いだろう。本書はちょうど30年前の1992年に出版されたものだ。風のように自由に生き、波のように力強く官権と闘った人。89年から92年にかけて各紙誌に寄稿したエッセイをまとめたもので、ガク目線で書いたものもあって楽しい。しかし、コンクリートで固められていく日本の川の姿を描く著者の目線に、悲しみと憤りを感じた。2022/04/02

糜竺(びじく)

14
著者はホントに自然のままの川が好きなんだな。2020/02/10

smr

2
再読した。たぶん若い頃に読んだ記憶があるなぁと思い棚を探すと単行本が出てきた。その他にも著者の本が10数冊棚の後ろの方に眠っていた。本年3月27日に他界した著者の川に纏わるエッセイは実に楽しい。自分の行動や考え方、周囲の動きとか話を書いてるだけなのだが、若い時は単行本が発売されればすぐに購入し読んだ。著者が提唱する1番面白いツーリングカヌーはいまだ経験出来てはいないが、機会があればその他の作品も再読しよう。「少年はいつも、ここではない何処か、山の向こう側の世界に憧れるものだ」R.I.P2022/05/22

mon

1
川遊びの楽しさ自由さを再確認させてくれると同時に哀しくなる かつて目にした美しい川もいつかはなくなってしまうのだろうか いやはや日本脱出だ2023/01/18

犬鍋猫次郎

1
仕事で辛い時に良く読む2014/06/01

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