新潮文庫<br> 純粋なるもの - トップ棋士、その戦いと素顔

新潮文庫
純粋なるもの - トップ棋士、その戦いと素顔

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101393216
  • NDC分類 796
  • Cコード C0176

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

15
島研という伝説の研究会があった。メンバーは島朗、羽生善治、森内俊之、佐藤康光の4人。羽生善治、森内俊之は永世名人、他の2人もタイトルを取っている。将棋の棋士の人柄が好きなので楽しく読みました。みな温厚なのに負けず嫌い。2016/01/20

ヒダン

13
羽生世代の若かりし頃を書いたエッセイ。森内名人がクイズ好きとか彼らの普段の生活の様子を知れるのも興味深いが、将棋への情熱にはやはり畏れ入るばかりだ。大山先生の時代は人対人であることを強く意識した勝負術がクローズアップされるところもあったが、羽生世代は盤上の勝負、局面と指し手それ自体、棋理を追求している。30分考えても10秒で思い付いていたのと同じ手を選ぶ、しかしそのことは後ろめたさを減らしているため無駄ではないという話が印象的だった。2013/12/15

ivnin

5
島朗が人生に求めているものは気高さとか洗練さとかトレンディといった言葉で表されるのだろう。島朗は羽生世代の棋士を洗練さを体現するものとして発見したのだろう。貴族的な性質を持つ棋士は多いが、谷川浩司や佐藤康光、佐藤天彦とはまた違う魂のあり方が、島朗を貴族的にさせているのではないか。2012/10/12

しーふぉ

5
棋士の素顔が好きで、将棋関係のエッセイがあると読んでしまいます。いい意味でみんな子供っぽさを残しているんですよね。まさに純粋なるもの。2012/07/01

根室

5
島研メンバーと森下卓がA級にいたころが主。冷たい勝負の世界で、情熱をぶつけあう若手達。勝負師として一定の距離を保ちながらも、互いに認め合い、触発しあって実力を高めていく。禁欲的な人達。  詰将棋の話がためになった。あと郷田さんの醤油の話で笑った2012/01/15

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