新潮文庫<br> よるのふくらみ

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新潮文庫
よるのふくらみ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101391441
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

幼なじみの兄弟に愛される一人の女、もどかしい三角関係の行方は。熱を孕んだ身体と断ち切れない想いが溶け合う究極の恋愛小説。同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが――。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。

窪 美澄[クボ ミスミ]

内容説明

同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが―。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。

著者等紹介

窪美澄[クボミスミ]
1965(昭和40)年、東京生まれ。カリタス女子中学高等学校卒業。短大を中退後、さまざまなアルバイトを経て、広告制作会社に勤務。出産後、フリーの編集ライターに。2009(平成21)年「ミクマリ」で女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞。受賞作を所収した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、’11年本屋大賞第2位に選ばれる。また同年、同書で山本周五郎賞を受賞。’12年、第二作『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

407
帯や書店での謳い文句に期待しすぎて、少々踊らされた感はありますが良かったと思います。誰を主人公にするかでがらっと話の深みや切なさが変わるのが面白いし、違う人を主人公にするとさっきまで別の人が悩んでいたことが割と小さな悩みに見えたりします。みひろ、圭ちゃん、裕太、誰も悪くないし幼馴染みの恋愛小説としてはどの主人公にも共鳴する部分もありました(できない部分も多くありました)。皆が最後に幸せになってくれたし、自分たちの本当の気持ちに気づけたのでこれから起こりうる出来事にも前向きに乗り越えてほしいと思います。2018/01/21

Yunemo

343
妙に、もの悲しさばかりが残って。単純に言えば男と女の三角関係、ただそればかりなのに。でも胸の内に残されたこのザワツキ感、何となく見つけてしまった相手の気持ち、もう今までのようにはならない関係が漠然と胸の奥に。伝え方が出来ない男と女。生は伝えられるけど、性は伝えられないもどかしさ。何だかなぁ、と一人想い。6つの章で表されるそれぞれの心の内に入り込めずに。センチメンタルな記憶に浸ることが、自分の体力や気力を削いでいく。分かるのですがやめられない良い時の回顧、しょうがないですね、最後まで誰かと繋がっていたいと。2017/05/28

nanako

316
言えなかった言葉は、ずっとさまよい続け、そのまま残ってしまうんですね。なんでも言葉にして伝えないと・・・。圭祐の、裕太の、みひろの、どす黒く渦巻く感情をストレートに書かれ、不快に感じてしまうのは、自分でその気持ちを100%バッサリと否定できないからなんだと思いました。いろいろあったけど、最後は晴れやかな気持ちにさせられました。最後もよかった・・・。窪美澄さん、さすがです。2016/10/09

しんたろー

273
窪さん2冊目。一行で説明すれば「古い商店街で育った兄弟と女子の三角関係」そう書くと「はいはい、ありがちなパターンね」と流されそうな設定だが、実に上手く構成されていて惹き込まれた。3人の目線が変わりながら、起こった出来事を微妙に前後しつつ、関係が移り変わっていく。生々しい部分を嫌う人もいるだろうが、それも含めての人間であり、嘘くさくない恋愛だと思う私にはシックリ馴染める青春物語だと感じた。3人の周囲の人々も実に人間臭くて好き。「何でも言葉にしないて伝えないと、幸せが逃げてしまうよ」という台詞にも納得。2017/08/02

bunmei

258
前回が『教団✖️』で、重い内容だったので、今回はサラッと読めると思い選択。内容的には兄弟と幼馴染みの三角関係ですが、窪さんならではの健康的な性について描かれていて、すっと入り込めて一気読みでした。 兄は不能であるが故の哀愁を漂わせ、最後の章で、新たな希望も感じさせましたが、物語の余韻を残すなら、敢えてこの章はなくてもよかったのかな…と感じました。やっぱり、みひろも女性としての喜びを感じでいたかったのか…?また裕太の恋人が旦那な元に帰るのも、女性ならではの選択なのか…?男女の仲は難しいですね。2017/08/22

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