新潮文庫
二十歳のころ〈1〉1937‐1958―立花ゼミ『調べて書く』共同製作

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  • サイズ 文庫判/ページ数 633p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101387222
  • NDC分類 281
  • Cコード C0195

内容説明

「二十歳のころに何をすべきなんだろう」「あの人は、どう過ごしたんだろう」―若き日に誰もが抱く不安、期待、焦燥。二十歳を生きる東大・立花ゼミ生が各界で活躍する諸氏に直撃取材!第二次世界大戦勃発、原爆投下、日本国憲法発布、公害問題、東京タワー竣工…帝国主義から民主主義へ、日本が劇的な変貌を遂げた1937~1958年に「二十歳のころ」を生きた有名無名31の軌跡。

目次

伝説の立花ゼミ
立花ゼミ秘伝・取材の極意
牧野信雄
川上哲治
伊藤影明
鶴見俊輔
水木しげる
茨木のり子
萱野茂
小川国夫〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

marukuso

3
立花隆ゼミで当時東大の学生だった人たちが会いたい人に会って、インタビューした内容をまとめた本。そもそも東大生とはいえ、一学生が有名人、一般人、関係なくアポとりからインタビュー内容の質問まで考えて、どこまで聞きたいことを聞き出せるかを実践させるということ自体が貴重だし、生の声を聞く、人と会って話すということがとてつもなく羨ましい体験だ。1巻目は戦前戦中生まれぐらいの人たちのインタビューをまとめていて、戦争体験ってのが大きく横たわっている感じ。どの人も逞しく生きていてとても敵わない。2020/12/06

shishi

3
[A]様々な人達の「二十歳のころ」を中心としたインタビュー集。人によって言うことは千差万別で、それぞれに個性があってなかなか面白い。文章は東大の立花隆のゼミ生が書いているので質に差もあるけれど、面白いインタビューは文章がしっかりしている。若者へのメッセージとして自己成長のコツやこれからの未来を切り拓いていく上でのアドバイスがあり、自己体験の語りはそのまま体験的な、個々人が肌で感じた昭和史になっていて、軽い気持ちで読んだわりに意外と得るところが多かった。2013/08/26

ゲスト7

2
老人や大成している人は重み・厚みが違う。自分のこれからの方向性を考える時に、参考になると思う。時間を空けて、また読んでみたい。42016/02/15

しもやま

1
元オウム真理教信者に対するインタビューが興味深かった。論理を超えた身体性への憧れや今はカルトと認識されている新宗教が僕の想像以上に自然に入り込んでいたことがありありとわかった2017/05/07

HarmfulBear

1
昔深夜に聞いたラジオで紹介されていた本。不思議なものでその番組は忘れてしまったがなぜかこの本の題名だけは覚えていた。先日ブックオフオンラインにて探して見たところあったので購入。ボリュームはあるが、様々な視点を知ることができら良書だと思う。 中でも東大元総長の吉川さん松本零士さんの話が印象に残った。他にも被爆者の方々の話も心を打つものばかりだった。気になり名前を検索して見ても、亡くなっている方が多くいらっしゃって時の流れを感じた。2017/03/21

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