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新潮文庫
江戸っ子だってねえ―浪曲師広沢虎造一代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101376233
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0176

内容説明

江戸前の切れのよいタンカでその名を馳せ、次郎長伝で一世を風靡する。“旅行けば駿河の道に茶の香り”“馬鹿は死ななきゃなおらない”。ラジオから流れる名調子に日本中が聴き惚れ、節を口ずさむ。その人気はひばりをもしのぎ、意気と度胸と気風の三拍子とくれば、女が放っとくわけがない―。徳川夢声も日本一と称えた不世出の芸、破天荒な生涯を、万感の思いをこめて映し出す

目次

虎造修行旅
虎造襲名
夫婦春秋
虎造三十石船
虎造売り出す
血煙田島町
戦中情話
虎造の貫禄
虎造人情道中
本妻の意地
虎造倒れる
虎は皮を残す

著者等紹介

吉川潮[ヨシカワウシオ]
1948(昭和23)年、茨城県生れ。ルポライターのかたわら、放送作家として活躍。根っからの「笑い」好きで、’79年から演芸評論家として執筆を始める。演者たちへの鋭くそして暖かい眼は立川談志をはじめ、多くの芸人たちの信頼するところ。’97(平成9)年に『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』で新田次郎賞を受賞
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感想・レビュー

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たいそ

1
虎造節は一代限りの芸。芸人の芸にはその人の生きかたというのが反映されるが、こういう生きかたは現在ではできない。合間合間に散りばめられている次郎長伝も良かった。「日本人にとっては浪花節が民族音楽。」2013/09/21

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