新潮文庫
国防

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101359618
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0131

内容説明

国会議員きっての防衛政策通であり、長官在任日数歴代二位、第四代防衛大臣の著者だからこそ語れる「国防の基本」。朝四時四〇分から始まる、長官時代の日常とは?北朝鮮の弾道ミサイルをどう防ぐのか?自衛隊のイラク派遣は正しかったのか?徴兵制は憲法違反なのか?日本のテロ対策は万全なのか?国民のあらゆる素朴な疑問に答える。文庫用まえがき、あとがきを加えた決定版。

目次

第1章 いまそこにある危機
第2章 イラク戦争とは何だったのか
第3章 「軍事オタク」の履歴書
第4章 防衛庁長官の日常
第5章 テポドンは防げるか
第6章 貴方も国を守ってください
第7章 自衛隊のユーザーは国民である
第8章 自衛隊の緊急出動
第9章 対米追随とならないために
第10章 また会う日まで

著者等紹介

石破茂[イシバシゲル]
1957(昭和32)年生れ。鳥取県八頭郡八頭町郡家出身。慶應義塾大学卒業後、三井銀行(現三井住友銀行)に入行。’86年、29歳で衆議院議員初当選、以来八選。衆議院運輸常任委員長、農林水産総括政務次官、防衛庁副長官などを歴任し、2002(平成14)~’04年防衛庁長官、’07~’08年防衛大臣、’08~09年農林水産大臣を務め、’09年より自由民主党政務調査会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

30
わかりやすい文章で書かれている為理解しやすくてよかったと思います。多くの方々に読んでいただきたい1冊です。 また自衛隊員の方々への感謝の気持ちがますます強まりました。 護ってくださってありがとうございます!!本書に書かれている自衛官の方々の勇敢さに頭が下がります。2013/02/16

RIN

27
これはおススメ!!石破氏が防衛庁長官退任後の2005年初出だから古いものだが、当時の防衛庁関連のあれやこれやと絡めて氏の国家観、国防論、政治家論等々が書かれている。論理的だが平易な言葉でわかりやすく書かれており、一国民として「国を守る」ことの広汎な意味を考えさせられる良書。考え方の違いは別にして国家や政治の観方を知ることもできる。多くの人に読んで欲しい。少なくとも政治家はどの分野でもこれくらい理論武装した上で自身の信念を構築してほしいと願う。総理の器かどうかは別にしてこうした政治家は今の日本に必要と思う。2012/09/29

太田青磁

20
国防という非常に難しい問題をできるだけわかりやすく説明してくれる本です。石破さんは真摯にこの国の抱える国防を考えてきた方だと感じました。有事に武器を取って闘うかと問われれば、正直、家族を連れて逃げるというというのが本音ですが、闘うために日々訓練を積んでいる方々やどのようにすべきかを考え議論している方々に敬意を持ちたいと思います。海外の人にそもそも自衛隊は軍隊かと問われて正しく説明できないなと考えると、もっと歴史と政治を知りたいという思いがします。2012/04/07

白義

17
政権中枢にいた経験を元に、その当時の様子も交えて語られる安全保障入門としてなかなかいい。自衛隊の出動は、全て法的根拠に裏付けられなければならないという制約があるため、鳥インフルエンザ時の自衛隊派遣の際にはその法的根拠を考えるのに苦労したといった裏話は、まさに防衛大臣ならではのエピソード。全体的に丹念に説明を重ね理解を得ようとする姿勢に好感を持てる一方、イラク戦争の正否など論争的なテーマはやや飛躍が目立ち、頑なな文章になっているのは、やむを得ないにしても好みが分かれるところ2014/01/19

わたなべたけし

16
第1次小泉内閣で防衛庁長官を務めた後の2004年、自身の長官経験から、日本の国防のあり方を論じた内容。 著者の意見は見聞きする機会も多く、新しい発見は少ないが、今もってその軸がぶれていないことが分かる。 この本が書かれてから既に10年経つ。諸外国との付き合いも変わってきている。国民1人1人がこのテーマについても、高い関心を持つ必要性を感じる。2014/04/16

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