新潮文庫<br> 歴史を考えるヒント

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新潮文庫
歴史を考えるヒント

  • 網野 善彦【著】
  • 価格 ¥539(本体¥490)
  • 新潮社(2012/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101356617
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0121

出版社内容情報

日本、百姓、金融……。歴史の中の日本語は、現代の意味とはまるで異なっていた!あなたの認識を一変させる画期的日本史。

日本、百姓、金融……。歴史の中で出会う言葉に、現代の意味を押しつけていませんか。「国名」は誰が決めたのか。「百姓=農民」という誤解。そして、聖なる「金融」が俗なるものへと堕ちた理由。これらの語義を知ったとき、あなたが見慣れた歴史の、日本の、世界の風景が一変する。みんなが知りたくて、誰も教えてくれなかった日本史を、中世史の大家が易しく語り直す。日本像を塗り替える名著。

内容説明

日本、百姓、金融…。歴史の中で出会う言葉に、現代の意味を押しつけていませんか。「国名」は誰が決めたのか。「百姓=農民」という誤解。そして、聖なる「金融」が俗なるものへと堕ちた理由。これらの語義を知ったとき、あなたが見慣れた歴史の、日本の、世界の風景が一変する。みんなが知りたかった「本当の日本史」を、中世史の大家が易しく語り直す。日本像を塗り替える名著。

目次

1 「日本」という国名
2 列島の多様な地域
3 地域名の誕生
4 「普通の人々」の呼称
5 誤解された「百姓」
6 不自由民と職能民
7 被差別民の呼称
8 商業用語について
9 日常用語の中から
10 あとがき

著者等紹介

網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928‐2004。山梨県生れ。東京大学文学部卒業。日本常民文化研究所研究員、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学経済学部特任教授を務めた。専門は日本中世史、日本海民史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

130
日本、百姓、関東/関西、自由など、普段使い慣れた言葉の歴史的な用い方、意味について探る。1997年新潮社主宰の連続講座4回の口述の内容を筆記し、関連文献とともに文書化したものを「波」に1999年から2000年に連載した原稿に加筆、訂正したもの。参考文献一覧はないが、本文で多数引用している。2013/07/20

新地学@児童書病発動中

123
私のような歴史好きにはたまらない本。日本、関東と関西、百姓など何気なく使っている言葉の中に秘められた歴史を、分かりやすく丁寧に教えてくれる。特に百姓という言葉が、農民だけを指しているのではない、と言う本書の指摘は、日本の歴史を考える上で重要ではないだろうか。例えば船の舵取りも百姓と呼ばれたことが書かれている。百姓という言葉は、あらゆる職業の人々という意味だ。この指摘を通して、日本という国を支えてきた様々な職業の担い手の姿が、浮かび上がってくる。自分の歴史の知識が表面的なものだったことを痛感した。2018/05/10

月讀命

87
我々日本人が持つ歴史観は、小学校の6年生の時ならった「社会科」の授業、中学校で習う「歴史」、高等学校で習う「日本史B」の教科の中で、文部科学省検定教科書の指導要領に即して、またその延長線上で歴史を把握し、それを疑う事をしない。我々は、「百姓」という言葉を「農民」と同義語で捉えている。しかし、古い史料を詳しく紐解いてゆくと、「百姓」は必ずしも「農民」に限定されていた訳ではないと説く。言葉を、真の意味で捉えなおす事によって、正しい歴史観が生まれる。何事も先入観や固定観念を捨てて考える事も必要であろう。 2014/02/26

扉のこちら側

84
初読。2015年1168冊め。講演が下敷きになっているので読みやすいし、言葉の真意や変遷を歴史を考えるヒントにするというコンセプトもよいと思う。日本の国名がいつ決まったかについては初めて知ったけれど、他の部分はどこか別の本で読んだような気がする。2015/11/29

KAZOO

82
網野先生が、講演をしたものを雑誌に掲載しなおしたものをまとめたものです。歴史の見方、あるいは勉強の仕方をポイントをまとめてくれた入門書です。私は経済史に興味があるので、「商業用語について」という章が参考になりました。今の経済用語はほとんどが西洋からの訳語であるということで、商業学的な見地から説明されています。2015/05/26

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